ネギちゃんのトーク
トーク情報ネギちゃん てんりゅーてんりゅー 前田敦子論
AKB史上最も愛されたメンバー
そして、
AKB史上最も嫌われたメンバー
私の中での前田敦子のイメージはこの2つが強い。
望んでセンターに立ったわけではなかった。ファンからも、メンバーからも反発はあっただろう。それでも彼女はセンターに立ち続けた。泣きながら、挫けそうになりながらAKBを引っ張り続けた。
ファンからも悪く言われる事があった。絶対的エースと呼ばれながらもそういう声が聞こえてくる中での活動は、きっと私には想像出来ないほどのものだっただろう。
第一回総選挙 1位
第二回総選挙 2位
第三回総選挙 1位
前田敦子の総選挙でのコメントで一番有名なのはやはり第三回の時のコメントだろう。だが、私は第二回でのコメントこそが彼女の苦悩や葛藤、そしてその上での覚悟が見れたように思う。
『私はやっぱり1位という器ではないと思います。
去年1位を頂けた後に、一番にAKBを引っ張っていけないといけない立場だったと思ったんですけど、やはり私には上手く出来なかったみたいです。』
エースであるがゆえの葛藤。段上でコメントしている間、涙を見せることなくファンに想いを伝えている姿。そして、第三回でのリベンジを誓う姿にその芯の強さを見たように思う。
常に先頭に立ってグループを守り、矢面に立ちながらグループを引っ張り続けてきた。背負っているものの大きさを見せることのない姿は時に反感をかうこともあったかもしれない。だけど、彼女は確かに背負っていた。称賛や批判色々なものを受け止めていた。今のAKBがあるのは間違いなく彼女の力によるものが大きいだろう。
同期の高橋みなみとは違って多くを語ることはなかったかもしれない。だけど、やる気がないとかマイペースとか言われながらも自分らしくグループを支えて引っ張っていく姿は、絶対的エースの名にふさわしいものだったと思う。
ミリオンセラー
オリコンチャート1位
紅白歌合戦出演
レコード大賞受賞
そして、AKB創立当初に掲げた目標でもある東京ドームでのコンサート
そのすべてを成し遂げてからの卒業発表。これからというタイミングでの卒業発表は、人によっては無責任に見えたかもしれない。だが、あのタイミングでの卒業発表。それはAKB48の活動のその先を照らすものだったように思う。
夢の河は
過去から今へ
今から未来へと
流れてる
それぞれの希望の舟を
誰も漕いでいるんだ
夢が叶ったら
迎えにくるよ
今回のシングルで、絶対的エースと呼ばれた彼女が一度だけ帰ってくる。その背中を見て若いメンバーは何を感じるのか。ただの憧れとして見るのか、越えるべき存在として何かを学ぼうとするのか。
彼女たちの夢の河の行く末を見届けよう。ネギちゃん しのぶしのぶ 本日は、麻友ちゃんの卒業公演でした。
この秋葉原のAKB48劇場の楽屋で早替えするのも最後で、麻友ちゃんに衣装を着て貰うのも後数回だと思うと本当寂しいです。
初めてAKB48の選抜になった時、末っ子のチームBの初日がリクアワで1位になった時、総選挙で1位になった時、卒業発表した時、ここでは書ききれないくらい嬉しい事も楽しい事も悲しい事も悔しい事も沢山沢山色々な事があったと思います。
でも、どんな時も麻友ちゃんはアイドルとしてのスタンスは変わらなくて、真っ直ぐでアイドルでいる事にプライドを持ち、アイドルとして信じる道を貫く為に努力しそしてAKB48を心から愛していました。
私が卒業ドレスを真っ白の羽根のドレスにしようと思ったのは、実は2013年の選抜総選挙の後です。
麻友ちゃんが人知れず、衣装部屋の片隅で顔を壁に向けて、多分涙を流していたのですが、外でマネージャーに探されてる声を聞いたとたん、急いで涙を拭い、『はーい!行きます』と振り向いて出ていきました。
その時に振り向いた顔が満面の笑みで、キラキラしてて、本当それが美しくて泣いていたのが嘘みたいで、本当天使みたいと思いました。
その時、私もアイドルの凄さとゆうか覚悟とゆうか、清々とした佇まいを目の当たりにしてなんだか感動して『あー。。麻友ちゃんがいつか卒業する時は天使が歩いてるみたいな軽やかで美しい羽根のドレスにしよう。』って勝手に思いました。
そう思った時と同じ気持ちのまま、麻友ちゃんの卒業ドレスを作れた事、みんなに愛されながら送り出しを出来た事は本当に嬉しいし衣装冥利に尽きます。
まだあとAKB48としてはレコード大賞と紅白歌合戦の出演で、あと2着新しい衣装を着て貰えます。
私も悔いが残らない様に、AKB48を沢山愛してくれた麻友ちゃんが幸せにAKB48を去れる様に頑張りたいと思います。
衣装を作る楽しさを教えてくれたメンバーの一人でした。
麻友ちゃん、卒業おめでとう。