校舎と校舎の間で、5台の
校舎と校舎の間で、
5台の車が絡まりあっている
1台ずつ辿ると、波が渦巻いた跡が分かる
壁も窓もない校舎の3階まで登ると、
先生が外に停めていた車が教室の中に飛び込んできていて
ロッカーを追いやりながら潰している
冊子もガラスも流された
かつて窓があった穴から、
風が吹き続けるのに
床に散乱している
開きっぱなしの教科書は1ページもめくれない
プリントも飛んでいかない
そこにあるものはどれも動くことはなく
ただそのままの形で、そこにある
映画のセットのような
カオティックな風景の現実味のなさに
全てのものを飲み込んでしまう
津波の、その恐ろしさを感じる
みなさんにもVRで体験してみてほしいです
https://www.nhk.or.jp/vr/shinsaivr/sakurazaka46
NHKさん「櫻坂46×震災語り部・気仙沼」
気仙沼向洋高校の旧校舎を訪ねさせていただきました
語り部の近藤さんは
2011年3月11日当時のことを伝えてくださったのですが、お話される瞳は潤むことなくまっすぐで
私の方が聞きながら涙がでました
校舎を歩きながら解説してくださる合間にも
近藤さんはあたたかく話しかけてくださり、
「命を大切にしてね」
と何度も何度もおっしゃっていました
命を大切にする、について
ずーっとずっと考えました、、
命があるということは、明日が今日になることで
今日は、昨日の誰かにとってどうしても来てほしい明日で
命とは今日だと
今日を大事にすることが
命を大切にすることだと思いました、、
今このブログを読んでくれているみなさんも
今日も色々なことがあったと思います
悪いことも、良いことも
今日がどんな日であっても、
今日そこに居るから
今日を生きているから
命を大切にしていることになると思います*
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