#小松成美
読み終えました。
中学生の時、初めて浜崎あゆみさんの「Trust」をカウントダウンTVで観て聴いて、すぐにCDを借りに行きました。
それから何年後だろう、「LOVE〜Destiny〜」ぐらいまでで聴くのをやめてしまいました。
人を愛することを経験したことのない僕には浜崎さんの歌を理解することが出来なかったのです。
こんなにコンスタントに、いつも恋愛の歌を出す浜崎さんに感情移入出来なかった。
いつからか、あまり好きじゃなくなっていました。
でも、この本を読み、ここ20年近く僕が浜崎あゆみさんにたいして抱いていたイメージは完全に壊されました。
愛する人への想いを、溢れる詞に乗せて伝え続けていたとは。ただ僕がそのメッセージを感じられていなかっただけでした。
浜崎さんを売り出すことを反対されるときのシーン。二人のFAXでのやりとり。ラジオに出る際の松浦さんの言葉。とても印象的でした。
200ページと少しでとても読みやすく、愛の強さ、尊さ、素晴らしさが詰まった一冊でした。
#M
#愛すべき人がいて
#小松成美
#幻冬舎
No.372
『M -愛すべき人がいて-』
小松 成美 著
(2019/07/30 幻冬舎)
※企画:藤田晋(報酬なし)
2019/08/03(読了 08/01)
いきなり「事実に基づいたフィクションである。」とある。
どこがどれほどフィクションなのか全くわからんが答えあわせは無理そうだ。
全編、浜崎あゆみさん(あゆ)の目線で、当時エイベックスの専務であり辣腕プロデューサーであった松浦勝人氏を一途に想う切ない気持ちを『熱狂宣言』の小松成美さんが赤裸々に情熱的に綴っている。
高校生のあゆが15歳上の松浦氏に出会い、見初められ、プロデュースされ頂点まで翔け上がるまで、ワクワクハラハラするも、全ての曲の詞が松浦氏一人に向けたラブレターだった事実に驚く。しかし、松浦氏は伴侶としての彼女ではなくアーティスト浜崎あゆみをプロデュースする事に徹し、すれ違い、別々の道を歩む事に。
父性の欠如した家庭に育ち、それを松浦氏に求めたとも思えるから、
この辺りのあゆの気持ちがね、大変いじらしく切ない。
しかしデビュー当時二人は付き合い一緒に住んでいたんだね、よくバレなかったなぁ。(ー ー;)
そして昨年、デビュー20周年を迎えて、再会しタッグを組み直す。それぞれが色々な経験を経た分だけ前より深く理解し合えて。めでたしめでたし。
さてこのタイミングでのショッキングな告白に松浦氏がどう応えたのだろうか。答えはカバーの写真にありそうだが、鈍感なのでよくわからん。いつもの照れ笑いする松浦氏の顔が目に浮かぶのだが、今後『M』を聴くときは敬意を払おう。しかしマリアがマサで勝人だったとはね。
【登場人物】
浜崎あゆみ(本名:濱崎歩):福岡出身で母子家庭に育ち、母、祖母と3人で東京で暮らしていた。松浦勝人氏と出会いニューヨークでのボイストレーニングを経て1998/04/08に19歳でCDデビュー。
松浦勝人:正体不明。あゆと出会った時はエイベックスの専務。 彼女の15歳上。今は会長。
※エイベックスのお家騒動の時、社の売上の4割を占める浜崎あゆみ氏が松浦氏を支持した事により現在の松浦体制が出来上がった事を思い出しました。まぁそういう絆がある。
徹の部屋では怪獣と化していたが、今回、私の中でかなり男をあげる事に。羨ましくて、このやろーとは思うが。
#M
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#小松成美
#浜崎あゆみ
#松浦勝人
『M/浜崎あゆみ』
この歌のタイトル。
ファンの方達はほとんどが「マリア」と呼んでいました。
私も、確かにその方がしっくりくるのではないかと、ずっと思い込んでいました。
それが「M(エム)」という英字である意味も、何を現していたのかも、この本で明らかになりそうなんです。
表紙の写真。
黎明なのか、黄昏なのか。
朝焼けは雨になり、夕焼けは晴れになる。
昼と夜の混在。
光と影。
陰陽。
表紙だけで想像が膨らみまくります。
読みたくなってしまいました。
買いますです。
( 。・_・。 ) 📖
#M
#M愛すべき人がいて
#浜崎あゆみ
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