ひらたのトーク
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ひらた しょーごしょーご 『ゲームグラフィックスの卵理論』
特にキャラクターのグラフィックに関して、よく「卵」に例えて話す事がある。(若手は耳にタコが出来るぐらい聞いてる、ハズ)
まず、一番重要なDNAの情報が集約されてる「黄身」は、「デザイン」。
ゲームにとって最適な世界観、キャラクター設定などの設計図をベースにコアの“命”を作り上げる部分。
そして、2層目の「白身」は、「演出」。
そのデザインをいかに魅力的にユーザーに伝えるか、どういうシチュエーション、どういう構図だと、その魅力を最大限引き出せるか。この部分次第で、デザインが死ぬか生きるか決まる。
そして最後に「殻」の部分にあたるのが「技術(表現力)」。
ここは、柔らかく繊細な中身を守り、形どる部分。いかに良いデザインや演出を考えても、それを正確に表現出来なければ伝わらない。質感描写、空間表現、色彩、ライティング、デッサンなどは、この部分にあたる。
この「黄身、白身、殻」はそれぞれが無くてはならない存在で、この三位一体ではじめて「卵」になる。
同じように、デザイン、演出、表現は全てが大切で、どれも配慮に欠けてはならないが、皆外側から見える「殻」の話ばかりしがちで、本質が見えていない事が多い。
もし、「空間が、、質感が、、立体が、、」みたいに「殻」の話ばかりに目がいってると気付いたら、この《卵理論》を思い出してみてください🙋