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吉田真悟
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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/菊谷栄 菊谷栄の『作劇十則』 一、レビューの所要時間は一時間半をこえてはならない。 二、芝居の所要時間は一時間以内とせよ。原稿用紙で六十枚が限度。 三、芝居の場合の一景の長さは一〇分以内にせよ。したがって芝居の構成は(二との関連から)五~七景がよい。 四、どのような場合でも、一人に五〇字以上の台詞を与えてはならない。 五、台本に細かいことは絶対に書き込んではならない。それは新劇にまかせておけ。浅草のレビュー芝居の台詞や仕草は、作者の綿密な計算と、役者の即興との化合物である。細かい台詞やト書きで役者を縛るな。 六、各景の終りはかならずツボに嵌める。型をきめる。ギャグや洒落や時事諷刺できめよ。でないと客は物足りなく感じる。なにもなければ教訓的な言葉でもよい。新派芝居の場切れの呼吸を盗め。 七、舞台は、ごく稀にしか登場人物なしになってはいけない。客が「素(す)」に戻ってしまうからだ。 八、対話のおもしろさでは、レビュー小屋の舞台は保(も)たない。それでは漫才の台本になってしまう。基本を動きのおもしろさにおくこと。 九、舞台の時間を自在にあやつれ。 十、主筋一本で台本をつくるな。主筋のもじりとなるような副筋をからませること。できれば副筋をからかうような副々筋まで用意せよ。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/笑の大学

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