前略 見城先生
トーク情報吉田真悟 吉田真悟吉田真悟 3/4という日
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/3月4日
【出来事】
1798年(寛政9年1月17日) - 湯島聖堂を「昌平坂学問所」と改称し、同時に幕府の直轄とする。
1877年 - チャイコフスキー作曲のバレエ作品『白鳥の湖』がボリショイ劇場バレエ団により初演。
1933年 - フランクリン・ルーズベルトが第32代アメリカ合衆国大統領に就任。
1967年 - 高見山が外国人初の関取に。
1978年 - 長谷川恒男がアイガー北壁の冬季単独登頂に成功。ヨーロッパアルプスの3大北壁の冬期単独初登攀の成功は世界初。
2000年 - ソニー・コンピュータエンタテインメントが家庭用ゲーム機PlayStation 2を日本国内で発売。
2012年 - 2012年ロシア大統領選挙が行われ、ウラジーミル・プーチン首相が当選。
【生誕】
1678年 - アントニオ・ヴィヴァルディ、作曲家(+ 1741年)
1793年(寛政5年1月22日) - 大塩平八郎、儒学者、大坂町奉行所与力(+ 1837年)
1878年 - 有島武郎、小説家(+ 1923年)
1880年 - 松岡洋右、外交官、外務大臣(+ 1946年)
1904年 - ジョージ・ガモフ、理論物理学者(+ 1968年)
1925年 - ポール・モーリア、作曲家(+ 2006年)
1926年 - パスカル・ペレス、プロボクサー(+ 1977年)
1931年 - 天知茂、俳優、歌手(+ 1985年)
1936年 - ジム・クラーク、レーシングドライバー(+ 1968年)
1946年 - 中条きよし、俳優、歌手
1948年 - レロン・リー、プロ野球選手
1951年 - 山本リンダ、歌手
1955年 - 佐野史郎、俳優
1961年 - 浅野温子、女優
1963年 - 野島伸司、脚本家
1972年 - 片岡愛之助 (6代目)、歌舞伎役者
【忌日】
1852年 - ニコライ・ゴーゴリ、小説家(* 1809年
1858年 - マシュー・ペリー、軍人、日米和親条約を締結(* 1794年)
2002年 - 半村良、小説家(* 1933年)- 吉田真悟
吉田真悟 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/太陽は動かない
主人公の鷹野は幼い頃、母親の育児放棄により、弟と二人で鍵を掛けられたアパートに放置される。結局弟は餓死するが鷹野はエージェントに引き取られ諜報部員として育成されていく。
先生の投稿を見てこのタイミングなのかと絶句してしまった。
映画は観るが😓 吉田真悟 吉田真悟吉田真悟 No.219
『太陽は動かない』
吉田修一 著
(2012/04/25 幻冬舎)
2018/09/13
後半はまあまあ面白かったが、前半はなかなか気持ちが乗らず、読み終えるまでに約10日もかかってしまった。反省^_^;
海外、特にアジア情勢に詳しく、タイムリーな中国やウイグル自治区の揉め事などが織り込まれていた。しかし、そもそもなぜ主人公達が体内に爆弾を埋め込まれて、一日一回の定時連絡が出来ないと、爆死させられるのか。なぜ組織に従順にインテリジェンス活動を続けられるのかがわからない。そのためには続編の『森は知っている』を読む必要があるようだ。
大藪春彦程の変態性、マニアックさはないが、いわゆる一般的なハードボイルド小説よりは刺激的である。
主人公の鷹野一彦、上司の風間武、部下の田岡亮一、時にライバルであるデイビット・キムやAYAKOなどの各キャラクターが際立っていて話に面白みを加える。銃火器などは大藪や村上龍の方が数段詳しくリアルであるが、
アジアの街の描写や国際情勢などが詳細に語られていて色々と現実世界についても考えさせられる。
NHKのGNN構想など知らなかったが当時の島会長の話は大変面白かった。
鷹野一彦の生い立ちに泣いてしまい、何を憎んで良いのか混乱してしまう。
小説のタイトルの意味も分からないが、ラストでは皆の明るさにホッとし、この後の彼らの運命を想像して暗澹となる。
この映画の公開は2020年らしいがそれまでには3部作を読んでおきたい。吉田真悟 吉田真悟吉田真悟 No.221
『森は知っている』
吉田修一 著
(2015/04/25 幻冬舎)
2018/09/23
私の中に大藪春彦の作り出した『野獣死すべし』の伊達邦彦、『汚れた英雄』の北野晶夫に並ぶダーティヒーローが誕生してしまった。
吉田修一の『太陽は動かない』『森は知っている』『ウォーターゲーム』に登場するAN通信社の産業スパイ、鷹野一彦である。生い立ちを知ると胸が締め付けられるが、なぜ胸に爆弾を仕掛けられ一日一回連絡が取れないと爆死させられるのか?組織に従順に虚無を纏い死を恐れず貪欲に華麗に任務を遂行するのか?
『森は知っている』を読むまでわからない。
生い立ち、思春期の戸惑い、組織に入るまでの葛藤や経緯が書いてあるので、こっちから読んだ方が面白いかもしれない。
35歳までおよそ15年間、組織の命令通り任務を遂行出来たなら、胸の爆破装置を外され金でもなんでも好きなものをもらえ引退できるのだそうだ。それにしても戸籍の無いエージェントが活躍する話は何でもありでワクワクする。現在の社会的問題を取り上げいろんな視点でも考えさせてくれるし。
ただ、銃火器のディテールにはもう少し拘った方が良いと思う。村上龍や大藪春彦レベルは無理としても月村了衛並みにね。
第三弾の『ウォーターゲーム』はしばらく後に映画公開前には読もうと思う。