ナナ散歩だよナナ散歩だよ2020年06月06日 07:20 ぱいぷ風琴の とんねるをくぐり抜け… ばいおりんの G線上をふみ鳴らし… 僕を追い越してゆく 青いラビリンス 僕を生かしている時間が 一瞬の永遠を 次々と産み落として 僕の前を去ってゆく… 連綿と続く 生と死の記憶が 僕の自意識を尖らせる デジャ・ヴュの ゆらぎの中で 握りしめた言葉が 力を失ってゆく… 鳴動する 生命世界の果てで 沈黙の塊がほくそ笑む nevermore…
ナナ散歩だよナナ散歩だよ14日前……人生においても、そのもっとも劇(はげ)しい瞬間においては、人は演戯している。生き甲斐とはそういうものではないか。自分自身でありながら自分にあらざるものを掴みとることではないか。 (福田恆存)7
ナナ散歩だよナナ散歩だよ13日前マンデリンのかほりにシーバスリーガルの涙をしのばせたら…ひとりぼっちの秘密基地が現れて切ない時間がこころのなかで永遠を灯しはじめる世界はいつも風とともに消えゆくが頑なな沈黙だけがひとりぼっちを見つめている paint pain pale… 5
ナナ散歩だよナナ散歩だよ9日前……………人は自然と融け合ひ、自然の懐に抱かれて、限りある人生を哀み、限りなき永遠を慕ふ。即ち慈母の懐に抱かれて、一種甘へる如き悲哀を感ずるなり。 (徳冨健次郎)慈母を裏切ったものに自然の聲は何を物語るだろうか… 17
ナナ散歩だよナナ散歩だよ7日前……………われわれは小説の世界を”生きる”ことによってわれわれをとりまく現実の生活を”もう一度”象徴的に生きるのである。………… (つじ くにお)Ach!もうひとりの僕が目の前を通り過ぎていったあの日あの時の僕は確かにジュリアン・ソレルだった…片眼を瞑った現実世界でしあわせをパラフレーズする人生彷徨う言葉が語りかけてくる世界でいくつもの沈黙が破られてゆくBaby's breath…となりの神さまの寝息に感謝のひとりごと今をともに生きてゆくすれ違いを楽しみながら…。 15
ナナ散歩だよナナ散歩だよ6日前出会いは 一瞬のすれ違い…別れは 永遠のかん違い…眠りにつくように旅立ちたい…目が覚めると夢の続きが現れる…愛することは、パンドラの函を開けてしまうこと、最後に残っていた希望だけが、その愛の真実…。霞草の花束に緋色の薔薇が突き刺さる…目を瞑ると切ない現実がcinemaになった…命を仕舞い忘れたスローモーションな朝に…。 7
ナナ散歩だよナナ散歩だよ5日前眼に見えない喧騒の斜界をとぼとぼ歩く未知は続くらしいと…過去と未来が奪い合う今を生きてるらしいと…失われた言葉を探してとぼとぼ歩く風の音をたよりにとぼとぼ歩く留鳥のごとく朝を迎え飛び回ることを夢見て…8
ナナ散歩だよナナ散歩だよ4日前来年の薪の準備開始丸太を運んできて早速チェーンソーで45㎝ほどに玉伐り丸太の輪切りってとこかな今年は薪割り機で楽をするもちろんアックス使って寒空の下汗をかくよ今年はナラ枯れがひどいらしいナラ系は焼却処分行きだって今庭先に転がってるのはケヤキ、サクラ、クスノキ、少しのカツラとシラカシってとこかなさあ薪割り始めようもくもくと木の鳴く音を聴きながら在りし日の樹々の姿に思いを馳せながら傍でヤマガラが池の水をすすってる…28
ナナ散歩だよナナ散歩だよ3日前いつの間にか眠りに落ちて穏やかに朝まで寝返りを打っていればよいのに…ときどきこうして目覚めの無駄遣いをしてしまう過去の苦痛が心身をゆさぶって幸せな人生だったなって嘘ぶく眠りにつくように命を終えたいなって意識に語りかけると必然という名の偶然が笑いながら叫んだ”だるまさんがころんだ…よッ”リフレインが止まらない鈍色の夢が始まりそうおやすみ…なさい…9
ナナ散歩だよナナ散歩だよ2日前自粛生活を続けて一年以上私もともと社会生活引きこもりの者ですが、 それにしても目に余る巧言令色の先生方もういい加減規矩準縄を正せよ…天気予報に一喜一憂する山小屋生活のひとり言でした…28