ログイン
福田のトーク
トーク情報
  • みつお
    みつお

    (書評)『銀河で一番静かな革命』 マヒトゥ・ザ・ピーポー〈著〉

     ■誰かの物語とのつながり描く
     日々は宙(ちゅう)ぶらりんなことで溢(あふ)れている。よく使う渋谷駅。年明けのころ、杖を使って1センチずつしか進めないようなホームレスのおじいさんが岡本太郎の絵の前でよく座っていた。あまりに寒い日々で風邪を引かないか声をかけたことがあった。その時その人はごほんと咳(せ)き込んで涙を流し、通路に涙のしみができた。誰も立ち止まらず、そこだけ時が止まったようだった。それきり会えず、春がきた。彼の無事もわからないままだ。
     例えばそういう忘れられない時間と出来事、その余韻を人は生きる。本書の光太がそうしたように、生きているか死んでいるかも分からない誰かがいた場所に赤い花を置いてみる。それは閉じられた物語のようでいて、誰かの大切な物語とつながっている。本書で描かれるのは、そういうつながりの存在であり、世界への肯定だ。「愛と呼ばれそこねたいくつかのこと」というフレーズに象徴される、人間という拙(つたな)い存在への眼差(まなざ)しが一貫して優しい。
     夜の自販機を「じりじりと暗闇を焼くようにうごめいている」と描き、泣きやんだ赤ちゃんを見守る飛行機内での時間を「大きな怪獣の温かい胃袋の中で揺れてるみたい」と表現する。ソングライターとしての才能は以前から感じていたが、彼の観察眼と詩的な感受性は、小説の世界でより際立つように思う。
     彼の音楽の一ファンとしては、彼の歌世界と小説とが美しく調和して存在することにも胸揺さぶられた。もともと「永遠」をよく歌う人だったが、その理由も本作を読めば自(おの)ずと伝わるものがある。
     社会の様々な場所で多様性の必要が叫ばれて久しいが、「ちょっとした地獄」である現代を生きる多くの人々を結びつける力をマヒトゥは持っている。彼が仲間と手弁当で作り上げる稀有(けう)な音楽フェス「全感覚祭」を含め、本書をきっかけに彼の活動や音楽がますます広まることを願う。
     評・寺尾紗穂(音楽家・エッセイスト)
        *
     『銀河で一番静かな革命』 マヒトゥ・ザ・ピーポー〈著〉 幻冬舎 1620円
        *
     89年生まれ。ミュージシャン。09年にバンドGEZAN結成、作詞作曲ボーカル担当。14年にNUUAMM結成。

  • みつお
    みつお

    あゆのことあまり聴いてなかったので、詩(歌詞)を読んでも、この詩はこういう意味だったんだとはピンとこなかったのですが…一つだけカラオケで唄える「pray」の詩がMの事を歌っているのかと考えると、確かにそうとも聞こえます。

    そんな私は、「M 愛すべき人がいて」を 成功物語として、また成功物語パート2として読みました。

    松浦社長の慧眼、よく あゆを見出したものです。また周りからの反対に屈せずよくデビューさせたものです。諸先輩方にはジッと下を向き拳を握って黙していたが、社員達には「お前らのボーナスをあゆが稼ぎ出すようになる」と。結果はご存じの通り。また「浜崎あゆみは馬鹿じゃない」の企画は面白かった。深夜ラジオか!これは想像もできなかった!

    それと、もう一人の歌姫 安室奈美恵と較べずにはいられませんでした。安室は山口百恵の系譜。あゆはどちらかと言えば中森明菜の系譜。どちらが幸せなのかな? 安室は引退したが、あゆはこれからも松浦社長のプロデュースで歌っていくという。

    「…四十代になっても、いくつになっても、自分だけの世界を築き、ありのままの姿でそれを貫く。」「(そういう)アーティスト」の成功物語パート2をどうやって作っていくのか見守っていきたい。

  • みつお
    みつお
    投稿画像

    カブトムシ買うて来たれば直ぐ死ねり買はれたら死ぬといふ意地ならむ
    ーー(京都市)田畑益弘