よくよく見れば単なる子会社分割にしか過ぎない、というようにもみえる。独立採算制とは言っても、分割後の持ち株比率がどうなるのかによって、つまり元の親会社が100パーセント握っているのであれば寧ろ今以上に厳しい売り上げノルマを押し付けられるのは目に見えている。なぜなら子会社というものは生かすも殺すも親会社の思いのままだから。また、人的にもAKSから横滑りしただけのものとも言える。ただ、裏面から見れば、現場をよく知っている経営首脳陣が(あたかも日産自動車のように)アイドルを育てて世の中を明るくするいい仕事をしたい、という思いから、マネーゲームと考えて私腹を肥やすことに熱中する現AKS社長を解任しようとするクーデターを、より社長も納得できるおだやかな形で実現しようとしている。と、見ることが出来ないでもない。或いはまた、完全な独立採算制で一切「ヴァーナロッサム」が口を挟んで来ないのであれば最も良い形だろうが、そうなると元資金不足により大幅な人と物のリストラ(削減)をせまられることになるだろうし。 と、現時点ではこんなところかな、、、。