「終止符のない人生」
反田恭平
私の妻が日芸のピアノ科出身で、最近まで狭い我が家の一室を占領していたYAMAHAのグランドピアノ。そのせいもあってか、ピアノと聞くと何故か反応してしまう自分もいたりして、この本を手にしたのは必然だった様な気もします。
でも755をやってなかったらもしかしたら知らなかったと思うと、こんな素晴らしい本を出版してくださった幻冬舎と見城さん、そして編集してくれたた木内さんこと、きゅーちゃん(親しみをを込めて)には感謝です。反田さんと同窓生だったんですね!
ショパンコンクールといえば5年に一度というオリンピックやワールドカップなどよりスパンが長く、世界で最も古い歴史と伝統と規模を誇るピアノコンクール。もちろんコンクールの課題曲は全てショパンの曲で、世界中のピアノコンクールで最もレベルが高く優勝するのが最も難しい(妻談)
そこで日本人初の2位を獲得した反田さんの自叙伝。幼いころから才能を発揮して、その勢いのままモスクワに単身留学。幼いころから周りに天才に囲まれながら、努力を惜しまず、冷静な状況判断と分析によって勝ち得たとても価値のある快挙。
その後も音楽で食べていく方法を様々な角度から分析して実行。会社設立後も義理人情を重んじ、普段から見城さんが仰っている相手を重んじ仁義を尽くすということを実践しているあたり人間的にもとても素晴らしい方だなと思いました。つまるところ、ピアノも人生も人間力なんだなと。
200ページ強の本ですが、大変読みやすく引き込まれてあっという間に読み終えました。
ただ今2周目です(笑)
そして最後の発行人「見城徹」と並んで編集者「木内旭洋」がなんだか誇らしげに見えましたよ。
前へ次へ