書こうか、書きまいか、悩んだ挙句、やっぱり書くことにする。 「松本日向について気になることがある。」 昨年以降、あまり劇場に入る機会がなかったが、７月に入って「手をつなぎながら」「ただいま恋愛中」と２週続けて公演に入ることができた。 そしてたった２回の劇場公演で何が気になったのか。ズバリ、松本日向のダンスである。 一言で言えば「小っちゃ！」。 他の言葉を借りれば「おどおどしてる。」「思い出しながら。」とも言える。或いは、「頭で踊っている。」と言えるかもしれない。具体的に言えば「手つな」では「Glory　days」のバックダンサー、「ただ恋」では「Faint」にそれが見て取れる。 逆に同じ公演でありながら「手つな」の「雨のピアニスト」、「ただ恋」の「純愛のクレッシェンド」ではさほど感じないし、悪くは思わない。おそらく多くの人が「以前より良くなってきている。」と思っているのではないか。 では、なぜ曲によってそのような差が出来てしまうのか。（直接松本日向に聞く機会もないので、勝手に推測するしかないのだが、）単に得意か不得意かというよりも何か根本的に解決しなければならない課題があるのではないかと思っている。 単純に踊っている回数が違うからということでは、「Glory　days」のバックダンサーが踊れていないことの説明がつかない。 まず考えられるのは自分自身の身体のコントロールが上手くできないので「流れる動き」はできるが、「切り返し」や「溜め」が作れないでいるのではないのか。 この場合、高身長を持て余しているのか、筋力が釣り合っていないのかは不明である。 松本日向はバスケットボール部で活躍していたので一般的には言われる運動神経はいいと思われ、走る、跳ぶなど基礎的な運動能力は、問題ないはずだ。強いて言えば、球技は相手があっての動作なので目から入ってきたものに対しての反応として身体を動かすことには長けていると思われるが、決まった通りに自分の身体を動かすことには多少の訓練が必要なのかもしれない。 もう一つ考えられるのが、「リズムが取れない。」「カウントが取れない。」ということ。ダンスに詳しい訳ではないが、ダンスを曲に合わせることができないのかも知れない。もし、そういう状況ならかなり厳しい状況だろう。 以上、私が感じたまま書いているだけなので、見当違いな部分も多々あると思うし、ダンスのプロでもダンス講師でもないので偉そうなこと言うなとお叱りを受けるかも知れない。それでも、劇場公演を楽しみにしている私にとって、松本日向は特別な存在であることには違いない。なぜならは、松本日向への入り口が劇場ではなく、握手会だったからだ。 ダンス分析は、さえきあきひろさんにお任せするとして、一ファンとしてしばらくは松本日向を見守っていきたい。