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日刊スポーツ大友陽平
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写真=第8回選抜総選挙前のライブで観客を魅了する「WJ」コンビ。手前が松井珠理奈、奥が山田樹奈  SKE48チームSが10日、名古屋のSKE48劇場で「重ねた足跡」の2回公演を行った。11月25日以来のS公演とあって、20歳を超えるメンバーも、年々減り続ける体力を全力で使って躍動。劇場の空気を、冬につかりたい湯船のようにヒートアップさせた。  昼公演には、エース松井珠理奈(19)が出演した。11月16日の公演で「赤いピンヒールとプロフェッサー」に一部出演して以来の公演で、フル出演は10月28日以来。その出現率の低さから、山田樹奈(18)の脳内では、すっかり「レアキャラ」のイメージが定着していた。珠理奈と非公式コンビ「WJ」を結成していることを自称する山田は、ここぞとばかり珠理奈に絡んだ。後輩の山田が先輩の珠理奈をいじる姿は、今ではS公演の風物詩。2人の絡みには今や、世界が注目している。  「レア」な出来事が、もう一つあった。この日は北は北海道から、全国のファンが詰め掛け、全国区のアイドルであることを証明した。愛知県外からの来場が約8割。SKE48の公演には、県外ファンのための優先席「遠方枠」があり、本気を出したら気軽に公演を見られるとはいえ、メンバーはあまりの県外率の高さに驚いた様子。かつて大矢真那(26)が「セクシーさは足りてる」と発言をした衝撃が、頭をよぎっていたに違いない。  夜公演では山内鈴蘭(22)の生誕祭が開かれ、山内ファンの温かさが会場を最高の熱気に包んだ。客席のペンライトは時おり、山内のメンバーカラーの緑と白に染まり、「らんらん」コールに包まれた。愛の詰まったファンの演出に、山内は終始、満面の笑顔を見せた。これが22歳最初の公演で、最高のスタートを切った。  ユニットコーナー終了後のMCでは、担当メンバーたちがスズランの花言葉「再び幸せが訪れる」にかけ、幸せをテーマにトークを繰り広げた。山田は「再び幸せが訪れたら『キターーーー!』ってなりますよね!」と発言し、後藤理沙子(19)に「スベったね」と突っ込まれた。それでもめげない山田は、「ウケ狙ってないから大丈夫です」と平然としたもの。同期の東李苑(20)と野口由芽(18)から「調子に乗ってる!」といじられても、「調子に乗れるうちは乗っておいた方がいいよ?」と、得意の上から目線で見事に返した。  山田には持論がある。「人生で調子に乗れる期間などほぼ一瞬なのだから、乗れる波には乗っておいた方がいい」。公演後はドヤ顔で「みんなも乗ってみない?この『ビッグウェーブ』に」と笑ってみせた。 【原作=山田樹奈、添削=森本隆】

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