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プライド0802@遊撃捜査班

つづき ――昨年は『TAMA映画賞』最優秀新進女優賞を受賞し、今年も連ドラ初主演、朝ドラ出演に加え、映画も2本公開が決まっています。お芝居を始めてから2年半ほどが経ちましたが、現在の立ち位置をどう捉えていますか? 深川麻衣 まだまだ不安や落ち込むことはありますが、そんななかでも気にかけてくださる方がいると、とても励みになります。『日本ボロ宿紀行』では、監督さんたちが今後の女優業についてアドバイスをくださったり、『パンとバスと2度目のハツコイ』の今泉力哉監督は『愛がなんだ』(19年公開)で、また声をかけてくださいました。最初は役柄が私のイメージに合わないと思ったそうなのですが、ジュエリー「アイプリモ」のCMを観てくださって、「演じられる」と思ったそうで…。いろいろなところにきっかけがあるので、一つひとつのお仕事をしっかりがんばらなくてはと思います。昨年は映画賞をいただいて、やはり「より気を引き締めなきゃ」という気持ちになったので、それを原動力に2019年もがんばりたいです。 ■メンタルが鍛えられた乃木坂46時代 これから何があっても大丈夫(笑) 飛躍の年を迎える深川麻衣 ――乃木坂46時代の経験が、お芝居に活きていると思うことはありますか? 深川麻衣 メンタルとか、気持ちの切り替えという部分では、ものすごく鍛えられました。乃木坂は総選挙はなかったんですが、曲ごとに選抜メンバーが選ばれたり、投票で配役を決定する舞台『16人のプリンシバル』に出たりしていたので…。そこで選ばれなかったからといって、毎回落ち込んでいては身が持たないので、立ち直るまでの時間はかなり早いです(笑)。その経験があるので、これから何があっても大丈夫かなと。自分の思うようにいかなくても、そこであきらめるのではなくて、原動力につなげていけると思います。 ――先駆者として、グループ卒業後の道を切り開きたいという気持ちもあったりしたのでしょうか? 深川麻衣 それはあまり考えていないんですが…乃木坂時代がなければ今の私はないので、感謝の気持ちはすごくあります。今でも、時間があればメンバーの舞台を観に行きますし、ふとテレビをつけると誰かしらが出ていることが多くなって、みんな本当にがんばっているなってうれしくなります。違う場所ですが、私もがんばらなきゃと改めて思います。 ――女優を続けていく上での今の課題はありますか? 深川麻衣 『日本ボロ宿紀行』の春子は、感情の振り幅がすごく大きい役でした。極端に振り切っているときはいいのですが、その中間の微妙な気持ちは、自分自身がもっともっと日常でいろいろなことを感じていかないと取り出せないなと思います。なので、普段からいろいろなものにアンテナを張って、能動的に、敏感に毎日を過ごしたいと考えるようになりました。お芝居にはその人自身の魅力がにじみ出ると思うので、まずは人として、ひとりの女性として、丁寧に生活したいです。 ――19年は、どんなことを能動的にやりたいですか? 深川麻衣 料理のレパートリーを増やしたいです。バタバタしていると外食になってしまいがちですが、そういうときこそ、しっかり自己管理して必要な栄養を摂らなくてと。それと、朝ドラの撮影が終わったら、日本舞踊を習いたいと思っています。趣味としての興味もありますし、いつか時代劇に出たいという目標を持っていて、お仕事にも活かせたらいいなと思っています。 (文/加藤恵)

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