さて 山下達郎さんのアルバMelodies。 収録曲の最後に「クリスマス・イブ」という金字塔があるため埋もれがちだが、他にも「メリー・ゴー・ランド」といった名曲がびっしり。 ただし自分には「悲しみのJODY」が哀しみを誘うナンバー。 当時、跡見女子に通う理髪店の一人娘たかえちゃんと付き合ったばかりなのに、自分は車の免許合宿で東京を離れて静かな港町へ。 これは絶対に秘密なんだが、女の子に会いたくてたまらず泣いていたのは この時だけ。 毎晩彼女に電話してた。合宿先の古いビジネスホテルのロビーの公衆電話。たくさんの10円玉。会いたいよ、たかえちゃん。 辛い日々「悲しみのJODY」をウォークマンで聴いていた。きれいな海辺が哀しかった。 やがて時が過ぎ、学校を卒業したJODYとは似ても似つかない古風な名前のたかえちゃんは大手製薬会社シ◯ノギへ(既出)。数年後アメリカに留学することになる。 1年後 帰国した彼女と自分の相方ヒトシと3人で用賀(世田谷区)のすかいらーくでお茶をした。 あれ？ た、たかえちゃん。鼻が高くなってない？ ふふっ、かずくんならもっと早く気づくと思ってたわ。 なるほど、整えて形づくるか…。 自分は彼女の丸っこい鼻が好きだったのにな。 Life is a Minestrone.