きっと、誰にも裁く権利なんて無い。そんなものは、想像の上に造られたエゴでしかない。それに、裁こうとする人は勇気が無いだけ。彼女に寄り添うという勇気、彼女を少しでも理解しようとする勇気。想いを寄せて、気持ちを理解するという事がどれほど尊いものか?それの本当の意味を見出だせた時、人は初めて成長出来る。命の美しさ、魂の叫び、懸ける想い。そんな綺麗な言葉だけで、欅坂46は到底語れない。寧ろ、失礼になる。ただ、今一度自身の中に眠っている、ひとつの優しさに耳を傾けて欲しい。そうすれば、彼女たちの事をちょっとだけでも解るはずだから。俺自身もいずれ、優しさをそっと秘めながら、覚悟を持ってまた闘いに行こうと思う。嘘と真実を確かめる為に。
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