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コーヒーはエル

2024/04/15 「23.909」 トウ○○タシムをパクりたいわけではなくて、自分の言葉で書きたい今日。これはほんとうだから! けど、なんとなく育ててもらった作家さんが似てる気がする。完全一致じゃなくても、毛色が一緒な気がする。それでいて主軸を置いていたところは絶対に違う。 朝から寝坊して、怖い怖いと言いながら最寄りまでダッシュ。りんかい線遅延の絶望と迫りくる保安検査のデッドライン。なんとかゲートを潜った安堵感から、950円のシウマイ弁当を買った。昨日までの緊張が一気に解けたこともあり、カロリーなど目もくれずにいくらでも頬張りたかった。 なのに思いのほか、箸が進まない。 正直、きのうまでのために自分を変えてきた。けれども変わってきたのはその外面だけなのかもしれない。ジョージ(本家)さんのようになりたいと言ってもそう単純ではない。心の臓まで染み込んだ私の毛嫌いする「私」は、どうやら簡単には衣替えしてくれない。 最近、頭をめぐる言葉がある。 「送る側って辛いよ」 友人のような、先輩のような彼が暖炉のそばで発した突拍子もない1言。表面だけにはない重さのようなものを直感した。 その直感は残酷なように的を射ている。同期を見送り、後輩が同級生となった今、不安と現実の残酷さに何度も蹂躙されそうになる。 誕生日で計算すると、頭の中のそろばんは23.909歳だと教えてくれた。大学に1周り遅れて入って、もう1周り遅れて。遠回りばかりしてる故、まだ世間的一般の大学4年生の歳だと認識していた。なのにもうそんなに歳をとってしまっていることが恐ろしい。 それでも、まだ真っ直ぐ生きるのが怖い。正確に言うと、「普通」の生き方から目を背けているのかもしれない。そしてそれは、特別への羨望でもあり、偽りの特別の暖かさや心地よさに甘んじていた私でもある。 アッパーカットを食らった。あれから真意を考えている。余裕をなくしていた金髪。周りの温かみを雑音扱いしていた醜態。それでいてその内実はなにもないはりぼて。鳥に襲われる怖さから、斑模様を纏ったアゲハチョウ。 そんな姿に目も当てられなかったのだろうと思う。 それ以上に、甘ったれんなよと言われた気がした。いつまで”偽りの心地よさ”に甘えているんだと言われた気がした。 さらなる視点で言うならば、どこまで見透かされているのわからなくなりこわい。 ・不安から目を背けていた。 ・地に足がつけきれていない、むしろどこに着地すれば良いのかが決めかねていた。 ・余裕をなくしていた。 ・覚悟が足りていなかった。  それでも、「あなた」が「私」だけに幸せを感じるタイプのオーディナリーなヲタクではないこと。  そして、「あなた」の周りの誰でもない、「私」が言う言葉が「あなた」1番響くのであろうことも。  自信はなかった。今も自信はない。ただ、前と違う。自信がないことによって自信をなくしてはいない。自信がない自分でも、なんだかんだなんとかこなす。前を見られず、上を向けなかったものの、自分自身を見つめられている。 いまはポジティブに明確な目的を持って就活に取り組めている。確かに圧倒的な結果は出せていないし、残酷で絶望的な中でも与えられたチャンスの中でプライドも綺麗事も全て捨てて頑張ってるよ。自分で慢心したくないけれど、それだけの自負はある。 大好きな人に食らったアッパーカットはあたたかみを持っていた。 悔しくも、苦しくも、今は絶対的に男として見られてはない。 それでも、少なくとも言えるのは生き方を見られているということ。期待されているという言葉には現実が背伸びしすぎている。 それが等身大の「わたし」と「あなた」の関係なのであろう。関係値の最大値ではなくても、それが等身大の私に出来る限界なのかもしれない。 思い切っていこう。そう思った。 「わたし」じゃなく、私を信念にしたいと思った。 そしてすこし、私を苦しめていた呪いが解けた気がした。 24歳に相応しい歳のとり方をしていこう。

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    2024/04/15
    「23.909」

    トウ○○タシムをパクりたいわけではなくて、自分の言葉で書きたい今日。これはほんとうだから!
    けど、なんとなく育ててもらった作家さんが似てる気がする。完全一致じゃなくても、毛色が一緒な気がする。それでいて主軸を置いていたところは絶対に違う。


    朝から寝坊して、怖い怖いと言いながら最寄りまでダッシュ。りんかい線遅延の絶望と迫りくる保安検査のデッドライン。なんとかゲートを潜った安堵感から、950円のシウマイ弁当を買った。昨日までの緊張が一気に解けたこともあり、カロリーなど目もくれずにいくらでも頬張りたかった。

    なのに思いのほか、箸が進まない。



    正直、きのうまでのために自分を変えてきた。けれども変わってきたのはその外面だけなのかもしれない。ジョージ(本家)さんのようになりたいと言ってもそう単純ではない。心の臓まで染み込んだ私の毛嫌いする「私」は、どうやら簡単には衣替えしてくれない。


    最近、頭をめぐる言葉がある。
    「送る側って辛いよ」

    友人のような、先輩のような彼が暖炉のそばで発した突拍子もない1言。表面だけにはない重さのようなものを直感した。
    その直感は残酷なように的を射ている。同期を見送り、後輩が同級生となった今、不安と現実の残酷さに何度も蹂躙されそうになる。



    誕生日で計算すると、頭の中のそろばんは23.909歳だと教えてくれた。大学に1周り遅れて入って、もう1周り遅れて。遠回りばかりしてる故、まだ世間的一般の大学4年生の歳だと認識していた。なのにもうそんなに歳をとってしまっていることが恐ろしい。


    それでも、まだ真っ直ぐ生きるのが怖い。正確に言うと、「普通」の生き方から目を背けているのかもしれない。そしてそれは、特別への羨望でもあり、偽りの特別の暖かさや心地よさに甘んじていた私でもある。


    アッパーカットを食らった。あれから真意を考えている。余裕をなくしていた金髪。周りの温かみを雑音扱いしていた醜態。それでいてその内実はなにもないはりぼて。鳥に襲われる怖さから、斑模様を纏ったアゲハチョウ。
    そんな姿に目も当てられなかったのだろうと思う。

    それ以上に、甘ったれんなよと言われた気がした。いつまで”偽りの心地よさ”に甘えているんだと言われた気がした。

    さらなる視点で言うならば、どこまで見透かされているのわからなくなりこわい。

    ・不安から目を背けていた。
    ・地に足がつけきれていない、むしろどこに着地すれば良いのかが決めかねていた。
    ・余裕をなくしていた。
    ・覚悟が足りていなかった。

     それでも、「あなた」が「私」だけに幸せを感じるタイプのオーディナリーなヲタクではないこと。
     そして、「あなた」の周りの誰でもない、「私」が言う言葉が「あなた」1番響くのであろうことも。


     自信はなかった。今も自信はない。ただ、前と違う。自信がないことによって自信をなくしてはいない。自信がない自分でも、なんだかんだなんとかこなす。前を見られず、上を向けなかったものの、自分自身を見つめられている。
    いまはポジティブに明確な目的を持って就活に取り組めている。確かに圧倒的な結果は出せていないし、残酷で絶望的な中でも与えられたチャンスの中でプライドも綺麗事も全て捨てて頑張ってるよ。自分で慢心したくないけれど、それだけの自負はある。


    大好きな人に食らったアッパーカットはあたたかみを持っていた。
    悔しくも、苦しくも、今は絶対的に男として見られてはない。

    それでも、少なくとも言えるのは生き方を見られているということ。期待されているという言葉には現実が背伸びしすぎている。
    それが等身大の「わたし」と「あなた」の関係なのであろう。関係値の最大値ではなくても、それが等身大の私に出来る限界なのかもしれない。



    思い切っていこう。そう思った。
    「わたし」じゃなく、私を信念にしたいと思った。
    そしてすこし、私を苦しめていた呪いが解けた気がした。


    24歳に相応しい歳のとり方をしていこう。

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    ぐんじょういろ

    幼い頃から好きだった色。ぐんじょういろ。
    秘めているパワーや濃さは強くても、それを表出する主張の強すぎない色。

    先日までの私はブルーというよりぐんじょういろだった。混沌とした気持ち。

    7/1最終面接。
    長い戦いの終止符は、情けないが祈られた形で終わってしまった。全てが思い通りに行くようなものではないのでは分かっていても、私にとって夢とは絶対的なもので。それに対してならいくら犠牲を払おうとも気にしない。そんな道を歩んできた。

    感情の混沌に苛まされてきた。単に就職活動に失敗したからだけではない。現在、その延長線上にある将来。今この時間、この時の決断が何か人生を大きく揺るがしそうで、何もかも考えるのが億劫であった。

    それだけなら良い。ひとえに延長線と言っても、いろいろな紐によって結われている気がして。そしてその紐の取捨選択が、24歳の私には出来なかった。

    24という年齢に降りかかる責任、感情、理性、そんなに簡単に片付けてほしくない感情。ブルーというより、ひたすら混沌として感情が繁茂したぐんじょういろ。

    ぐんじょういろの私は、人生への当てつけのように千葉ロッテの応援で声を枯らし、決して得られない達成感や充足感をひたすら求めていた。




    ⸺会いたくなかったの。正直。
    ⸺勝ってから会いたかった。



    ぐんじょういろの気持ちに塗れたいまの私では、あなたに会いたくない。もう少し言うと、会えなかった。
    それでも、あなたはいつも私のピンチの時に救ってくれるひと。そう思い直した。



    ⸺お疲れ様

    別れ際に言われたその一言で全て報われた気がした。
    思えば、4月の私はあなたに背中を押して欲しかったのかもしれない。それでも最後の勇気が出ない。いつだってわがままだ。

    それでも、最後の最後にあなたに背中を押して貰えたおかげでここまでの3ヶ月間、踏ん張り続けてきた。

    結果こそ出せなかったが、人生の中で指折りの密度の濃い時間だった。いつかあなたが嫌な奴と言った自分から少しは成長出来たかな。

    あなたに背中を押して貰えて。もう一度頑張ろうと思えて。去年には見えなかった世界まで見ることが出来た。それに沢山得られるものがあった。その全てのきっかけをくれたことに私は感謝しているよ。


    ぐんじょういろの全てが溶けた気がした。寧ろ、自分でも戦くほどに清々しい気持ちが感情を占めている。



    これ以上もたれ掛かりたくないから。
    それでも誰よりも大切な人。ずっと待っててくれてありがとう。これからも大切な人。