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見城徹

4回目の幻冬舎Presentsである。 40年前青山にあったVAN99ホールの最後の1年から、新宿紀伊國屋ホールに進出して3年ぐらいが[つか芝居]の最盛期だった。 涙と笑いで劇場が揺れていた。外は入れない客で溢れていた。あの感動と興奮と熱狂を、何としてももう一度再現したい。そう思い続けて来た。 たまたま数年前、すみだパークスタジオで上演された横内謙介の上演台本・演出の「つか版 忠臣蔵」を観た。そこにはまさしく僕の再現したい[つか芝居]の絶頂期のエキスとエネルギーが輝いていた。 横内謙介と久しぶりの再会。その時、僕は横内謙介の[つか芝居]を、僕の力が続く限りPresentsして行くことを決めたのだった。 それから幻冬舎Presentsとして3回の公演を行った。その内の1回は、紀伊國屋ホールの「つか版 忠臣蔵」だった。 今回は、つかこうへいが初期の初期に数回上演し、すぐに封印してしまった幻の舞台「郵便屋さん ちょっと」を引っ提げて、[つかこうへい伝説]を創り出した新宿紀伊國屋ホールにもう1回、殴り込む。 つか芝居を再現し、つか芝居を突き抜けるという大技を、横内謙介と扉座の役者たちが決める。 つかこうへいへの強烈なオマージュであると同時に、タイトルと設定だけを借りた横内謙介の独壇場。 他の誰が演出しても、あの短かった絶頂の4年間は再現できない。残念ながら、その後のつかこうへい自身もできなかった。 40年間待った奇跡の舞台。しかも中身は横内謙介のオリジナル。これが芝居だ! それはドヴォルザークの『新世界より』に乗って、今、あなたの目の前に出現する。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    ろころこ

    このお写真の4日後に初めて震える指で見城さんにヤジコメをしたのでよく覚えています。あれから4年が経ちました。筋肉ももちろん素敵だけど、見城さんの存在感はますますパワーアップされていて、いつもカッコいいです。755では感情を揺さぶられるだけでなく、鼻血がブーブー出たり涙がポロポロ溢れたりもするので、心だけでなく肉体まで持っていかれます。そんな見城さんの人さらい現場をヒシヒシと実感した4年間でした。もちろん私もとっくにさらわれています。見城さんの755では耐え忍ぶ方法も学びました。まだまだ未熟で忍び切れない毎日ですが、報われないと思ったら絶対仕返ししていたあの頃よりも気持ちは穏やかになって、毎日生きている実感があります。これからもカッイイお写真が楽しみです。いつも本当にありがとうございます。

  • 見城徹
    見城徹

    【再放送のお知らせ】
    NHKスペシャル 「Last Days #坂本龍一 最期の日々」。

    再放送は、NHK総合4月17日(水)午前0時35分~です。即ち今日16日(火)深夜です。1時間後です。騙されたと思って観て下さい。「凄い!」の一語です。