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見城徹

映画[竜二]に出て来る幼い娘は金子正次の本当の娘です。当時、よく会いましたが、今はどうしているでしょう?金子正次の弔いの意味を込めて角川書店「野性時代」の編集者だった僕は生江有ニに金子正次の短かった生涯のノンフィクションを書いてくれるよう依頼しました。それは「野性時代」に長編一挙掲載[銀幕、遥かなり]として発表されましたが、単行本化は当時の書籍編集部長に拒否されました。それでも僕は諦めず、社長だった角川春樹に頼み込み実現させました。タイトルは[ちりめん三尺ぱらりと散って]に改題しました。それが全く売れなかったため当然、文庫化は書籍編集部長に再び拒否されました。数年経って、幻冬舎を立ち上げた僕はまたまたタイトルを変えて[竜二ー映画に賭けた33歳の生涯ー]として幻冬舎アウトロー文庫として刊行しました。

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