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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    吉田真悟吉田真悟
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    No.475
    『史上最強の男
    - 世界ヘビー級チャンピオン列伝』
     百田尚樹著
    (2020/06/25 新潮社)

    2020/09/20 (9/16読了)
    私の大好きなボクシングの
    ジャック・ジョンソン、
    ジャック・デンプシー、
    ジーン・タニー、
    ジョー・ルイス、
    ロッキー・マルシアノ、
    ジョー・フレージャー、
    ジョージ・フォアマン、
    そしてモハメッド・アリ、
    おまけのマイク・タイソンまで
    錚々たる世界ヘビー級チャンピオンの百田流列伝である。
    対戦する二人の体重やリーチ、ファイトマネー、掛け率、当時の世界情勢まで克明に記され、冷静に解説が加えられる。歴史の勉強にもなった。

    と言うか、膨大なボクシング史料から私の好きそうな話を切り出してくれる百田尚樹というストーリー・テラーって天才だよなと改めて思った。

    しかし、終章に書かれている通り、もはやヘビー級は史上最強の漢の称号ではなく、たくさんある階級、団体の一つに成り下がってしまった。
    むしろそれ以下のミドル級からバンタム級辺りの対戦がかなり面白いからで、現ヘビー級チャンピオンではジョシュアぐらいしか思い浮かばなく、寂しい。

    とにかく、百田尚樹のボクシング物は良いな。アマチュア高校生ボクサーの世界を描いた小説『BOX!』、1950年代〜1960年代の日本ボクシング黎明期の教科書的ノンフィクション『RING』、そしてこの本。バイブル的存在です。脱帽。

    次は中軽量級、特に井上尚弥を取り上げて欲しいな。

  • 見城徹
    吉田真悟吉田真悟
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    No.189
    『101%のプライド』
    村田 諒太著
    (2018/04/10 幻冬舎文庫)
    ※2012/12月に出版された物に最終章と解説を加筆

    2018/04/22
    この本は生物です。早く読まれる事をお勧めします。

    1章から6章がロンドンオリンピックで金メダルを取った当時に書かれた部分。6章と解説が今回追加になった部分です。

    どうやって今の村田諒太が出来きあがったのか興味がありました。男三人兄弟の末っ子で父は福祉関係の公務員、母は小学校の教師という家庭で育つが、小学6年の時に両親が離婚。(しばらくは皆一緒に暮らしたらしい)中学でグレてボクシングと出会う。大阪のプロのボクシングジムに通いその縁故で京都南高校ボクシング部に入り恩師、武元前川先生と出会う。この人が彼のボクシングに対する姿勢の大半を教えてくれたらしい。輝かしい戦績を残して東洋大学に進学。外国選手との体力差の壁にぶち当たり、色々な人に助けられて克服し金メダルにたどり着いた。ここまでに何度も挫折しボクシングから逃亡している。
    彼は自分が心技体の心が一番弱い事を自覚し合理的な練習と理論的アプローチによりボクシングに真摯に向き合って来た。全てに裏表がなく周りの人やボクシングそのものに感謝を忘れていない。嫌いになる人が居るとは思えないが、関西人特有の明るさで悲壮感もなく逆に誤解を受けるかも知れない。

    現役のボクサーが(しかも金メダルとベルトを巻いて)自分を冷静に客観的に評価し、こんな知的な本を出せるなんてと、軽く衝撃と妬みとやっかみを覚えました。父親譲りの読書量の多さの賜物だと思うが。まあ、奥様の尻に敷かれてる所は褒めます。

    この後、文集に書いている通り、ラスベガスでタイトルマッチ?も夢ではなさそうである。とにかく、日本人最重量チャンピオンとして、存在感を示して欲しい。

    さらに、元WBAスーパーフライ級チャンピオン飯田覚士の最新解説だけでも読む価値はあると思う。5月に決まっていたが諸事情で流れてしまった、ゴロフキンとカネロとの再戦予想と、その後に戦うであろう二人と村田との予想まで書いてある。大変興味深い。これが本当ならエンダム戦頃からやっと動体視力改善に取り組み実を結び始めていると。カネロよりはゴロフキンの方が相性は良いと書いてある。飯田が実践していたパンチを繰り出してからの精度補正が出来れば勝機は有ると。
    ゴロフキンかカネロと東京ドームでの激突がここ一二年で開催されるなら、飯田の言う通りになるなら、物凄い事になるが。しばらくは村田の動向に注目である。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ↑ 百田尚樹[地上最強の男]を読んだ時、僕はあまりにこの著作に圧倒されて、言葉も出なかった。僕のボクシング愛など何ほどのこともない。元ボクサーで現在は大ベストセラー作家の精神と肉体の膂力をまざまざと見せ付けられた。その時、僕は二度とボクシングのことは口しまいと決めたのだ。僕の語って来たボクシングなど自意識過剰の単なる自己満足に過ぎない。そう思い知らされた。
    こうして今、書いているのはWBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太のレビューに激しく心を揺さぶられたからだ。特に最後の8行は村田諒太が現役の世界ミドル級チャンピオンであるだけに腹に効く。[地上最強の男]という圧倒的な百田尚樹の著作の中で黒人初の世界ヘビー級チャンピオン[ジャック・ジョンソン]について書かれた5、6、7章は白眉であり、村田諒太を強く刺激し、感動させたことは間違いない。[地上最強の男]には100年にわたるアメリカの絶望と歓喜、葛藤と栄光が、ボクシングを戦う男たちの人間ドラマの中に見事に描かれている。これ以上のボクシングの本はもう二度と出て来ない。そう断言出来る。

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  • 見城徹
    ホワイトホワイト

    対称への愛の深さによって、語るか語らないかが計られるのならば、初心者の文章は殆ど書かれなくなってしまいます。また、興味はあるけれど、長く、横目なり、片手間でも、ずっと気にかかっていた人たちも、感想などを書くことがなくなってしまう。

    プロレスや野球、サッカー。
    相撲、柔道、空手、中国拳法や軍隊格闘技、総合格闘技、ボクシング。
    オリンピックに代表される、さまざまな陸上および室内外競技。

    それはスポーツだけには限りません。音楽や演劇に代表されるエンターテインメント、そして詩、小説に代表される出版物、付随する評論、解説、編集などなど。

    いずれにも実体験者や、名人師匠クラスの方々、また勉強研究を重ねた老練なファンが存在していて、そのような方々の書く文章が、知識も熱量も溢れんばかりで、圧倒されることは、私にもよくあります。

    だからといって、ちょっと興味があることに関して、文章を書かなかったりはしません。ここは755という素敵なSNSなのですから。上っ面のペラペラな感想にも、熟練者たちが優しく、時には長々(褒め言葉)とした文章で、解説なり、知識なり、知見、噂や、真相なりを教えてくださることが、たくさんたくさんあるんです、見城さんがそうしてくれるように。

    たまには、Twitterや2ちゃんねる5ちゃんねるのノリが抜けない方から、頭ごなしの叩き潰しみたいな文章で、打ちのめれることだって、ままあるにはありますが。笑

    知ってる知らない、わかってるわかってないで、愛の軽重を判断されるなら、ナンパもお見合いもネットでの出逢いも学生時代の片想いも、恋愛の端緒の悉くは、愛ではなくなってしまうんです。だからといって、恋しないなんて、もったいないじゃないですか。

    見城さんがボクシングについて書かないなんて、詰まるところモハメド・アリの黄金期へ帰結する、偏愛まるだしのキワキワが読めなくなってしまうなんて、私には耐えられません。見城徹ボクシング論に、私は恋してしまってるんです、愛してるんです(告白)。

    せっかくの755で、書かないなんて言うなよー(ジタバタ)。

    以上、私の勝手な願望なんです。
    やはり書く書かないは、やはり個人の自由ではあるとは思いますが、やはり・・・・・・(重複過多)

    読みたいから、たまにでいいから、書いてよ、見城さん。

    ( 。-人-。 ) wish