ログイン
詳細
見城徹

友人本人から余命3ヶ月と知らせて来た。 電話だったが絶句して何を言ったらいいか頭が真っ白になった。どれだけの時間を一緒に過ごしただろう?電話を切って涙が溢れた。友人は淡々としていたが、どんな想いでいるのだろうか? 死は必ず来る。その日のために生きる。その日のために何もかもを耐える。人間ドッグにも行き、苦しいトレーニングをこなす。誰もが迎えるその日のために今をどう生きるか?余命3ヶ月でも寿命が残り15年でもあんまり変わりはない。今日生まれた赤ちゃんだって余命100年だろう。死はあっという間に来る。生まれた以上、死を引き受ける。それだけだ。 つひに行く道とはかねて聞しかど昨日今日とは思はざりしを             ーーー在原業平 辞世

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報