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高架線のカフェテリア

#1477『山下美月は乃木坂のセンターを担えるべき存在か?』 乃木坂46には、いくつかの転換期がある。その一つが「3人括りのフロント抜擢」であろう。初代は、生駒里奈・生田絵梨花・星野みなみ。二代目は、白石麻衣・橋本奈々未・松村沙友理。そして現在は4期生、遠藤さくら・賀喜遥香・筒井あやめがそのポジションを務めている。このトライアングルが現れた時、新たな時代が始まったと感じて来た。無論、西野七瀬、齋藤飛鳥という絶対的エースの誕生も別ルートで存在するのだが、それは別の機会に。そして私的に「山下美月・久保史緒里・与田祐希」にもその可能性があったと考察している。同時に、そのタイミングを逃したのではないか?と考える様にもなった。それ程までに"4期生の勢い"という物を感じて止まないからだ。握手会の列で比較すると、まだ4期はそれ程までもないと聞いている。だが、勢いという代物は時に実数を超える説得力があるものだ。現に坂道系YouTuberと呼ばれる彼らの握手会レポの殆どが4期生の感想になっている。勿論興味本意であったり、実際好きで動画を上げているのかもしれない。だが何故、これほどまで4期生レポに拘るのか?それは確実に「引きが強い」と彼らが判断しているからであろう。一本の動画を撮影・編集する事は思いのほか労力が掛かる。そしてそこには広告収入が絡む。だとしたら、より引きの強いテーマを選ぶ行為は、至って単純な常套手段だと考えられる。 他にも、雑誌やメディア出演等も含め、確実に乃木坂46のリソースは4期生へとシフトしている。その呼び水となったのは、間違いなく「3人括りのフロント抜擢」が生んだ余波であろう。実際この私もそれ以降4期生に興味を持った事は確かだ。そして行き着いた一つの極論 山下美月が乃木坂のセンターになる事は 難しくなってしまったのではないか? という予感である。実際、2017年8月に発売された18枚目シングル「逃げ水」に於いて、当時新人だった大園桃子・与田祐希の2名がWセンターに抜擢された。だがそれから二年が経ち、3期生のセンターは現れてない。これまで何度も呟いて来た。山下美月は?久保史緒里は?と。でも改めて分析した結果、やはりタイミングが合わなかったのではないかと冷静に判断した。当時の雑誌や乃木坂運営の戦略を洗い直してみると、もしかしたら「2人のWセンターは用意されていた」のかもしれないと思う様になった。でも実行されなかった。 それは今回の4期生フロント抜擢にも言える事だ。もしかしたら、別の可能性もあったのかもしれない。それは実験的な取り組みだったのかもしれない。それでも実行された。この差は非常に大きい。 一つ言える事。今後、4期生のお試し的選抜はあり得るが、3期生のそれはもう実行されないという現実。故に、山下美月がセンターを務めるには、確実な"何か"が必要だという結論だ。 もしかしたら、パッと見の乃木坂ファンは、彼女のアイドルとしての側面しか知らない。それは紛れもなく山下美月の自己プロデュース力が高いからだ。でも私が思う彼女の本当の魅力は、普段の山下美月の中にあるのではないか?と思うのだ。以前、こんな論文を書いた。 乃木坂46となった彼女の世界は一気に拡がった。求めていた現実はここにあった。だがそこでも「本当の自分は何なのか?」と模索する日々は続く。調和を図る為、作り上げた自分で居た高校時代。だから今の本当の自分には何もない、空っぽだと知った。でも乃木坂に入り、優しい先輩や切磋琢磨する関係の同期と活動して行く中で、分かった事がある。本当の暗く弱い自分より「こういう人でありたい」と願う自分こそが、もしかしたら本当の自分なのかもしれないという事。 (#1264『山下美月論 mezzanotte』より) 理想のアイドルであろうとする、それが今の山下美月だ。だが私が知る彼女は、ちょっと印象が違う。多くは語らないが、彼女を長年推して来たファンの方なら気付いている筈だ。ここで先日発売された「高山工事中Blu-ray」副音声を聴いて欲しい。そこには気が緩んだのか、素に近い山下美月を体験する事が出来る。 声のトーンも低く、笑い方や口調すら違う。例えるなら地元のヤンキー感。でも私はそんな山下美月の二面性が大好きなのだ。理想のアイドルであろうとする彼女のプロ意識。そこに本当の彼女"らしさ"が加わった時、可能性の扉は開かれるのかもしれない。その先にセンターへと導く未来があるのかもしれない。 それでも予測する未来、齋藤飛鳥・遠藤さくらのWセンターは濃厚だろう。鉄壁だとも言える。だが、ここで引き下がる山下美月ではない事も知っている。さあ今こそ、自分たちで真っ暗な未来をこじ開けろ!

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高架線のカフェテリア。48&46レビュー
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