無邪気な笑顔で、明るくポジティブ。控えめなメンバーが多い乃木坂46の中で、貴重な存在だ。「みんな落ち着いてますよね。初期の頃は、『乃木坂に入ったからには乃木坂にならねば』と思って、さくちゃん(遠藤さくら)みたいな子を目指していたんですよ。先輩だと、(西野)七瀬さんとか」と明かす。
「でも、何度も自己分析しているうちに、自分にはそれは無理だな、って思って。『乃木坂どこへ』が始まった頃くらいから、殻を破れた気がします」
感情表現が豊かで、加入当初は泣いてしまうことも多かったが、この1年は涙を流す回数も減ってきた。「今考えると、よく泣いていた時って、感情をどうすることもできないから泣くことしかできなかったんですよ。逃げていた部分があったと思います。今は、泣く以外の方法で、感情をどうにかできるようになってきたかな、と思っています」。ここでも、冷静な自己分析で感情をコントロールしているようだ。
乃木坂46加入から1年半が経過した。初参加の「乃木坂46時間TV」への準備も少しずつ始まっているという。1~4期生それぞれ期別の冠番組企画も放送予定だ。今年2月に加入した新4期生5人とも、本格的に“合流”する。
「『46時間TV』も初めてで、16人がそろって活動するのも初めて。自分でもどうなるのかは分からないんですけど、仲良くなるきっかけになったらいいなと思うし、11人が16人になることによっての化学反応を楽しみにしている方も多いと思うので、とにかく楽しめればいいなと。これまで(岩本)蓮加さんしかいなかった同い年が3人も増えたので、仲間ができたような気がしてうれしいです」
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、握手会やライブなどの開催が難しい状況が続いてしまった。外出自粛期間以降、乃木坂46全体としては初の大きな活動となる。「この2、3カ月は表だっての活動がほとんどなかったので、すごく張り切っています」とやる気満々だ。
「早くお仕事がしたかったです。毎日のように会っていたメンバーと当たり前のように会えなくなって、寂しかった。恋人のような存在です。みんなと話してお仕事ができるのがうれしいので、思いっきり楽しみます!」【取材・構成=横山慧】
◆清宮(せいみや)レイ 2003年(平15)8月1日生まれ、埼玉県出身。18年8月に坂道合同オーディション合格。同年11月、乃木坂46に4期生として加入。162センチ。血液型O。
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