一番ううっ(泣)ときたシーン
尾野真千子さんが平泉成さんに「お父さん…」と寄り添うシーン
おおっとずっーと観ていたかったシーン
佐藤浩市さんが皆んなと屋上で走るシーンの「あの笑顔」
羨ましいなと思ったシーン
病室で大義くんに寄り添いながら動画を観る福本さん。白のニットを着ていたのかな。
悔しかっただろうな、彼女に一般的な幸せを感じさせることができなくて。
「市船ソウル」野球部のチャンスの場面で流れる応援歌。
確か、野球では塁に出た走者がホームベースに辿り着くことを「生還」すると表現していたと思う。
大義くんも「病気」という塁に出てしまった自分に応援歌を歌うことによって、皆が祝福するペンチに戻りたかっただろう。
見城さんがいう、「表現」とは「自己救済」という言葉を借りれば、究極の自己救済であり、「匿名性」を有して市船の「神曲」になり得たのだろう。
僕も「チャンス」のとき「ピンチ」のとき応援歌を見つけたい。
映画公開初日、埼玉では夜半に雷鳴が轟いていた。
劇中でも「雷⚡」の訪れが大義くんの体に異変が起きたように感じた(記憶が曖昧)
何かしら神からお告げがあったように感じた。
雷鳴は夏の始まり、夏の甲子園の予選が始まる。
夏が来るたびに、スタンドでは「市船ソウル」が奏でられる。
五線譜に込められたメッセージとともに、夏の青空へ響き渡る。
人は必ず死ぬ。終わることは決まっている。
伝えたい気持ちは今、伝える。
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