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Akihiromau5△

"ここに賛同できない一件がある。中国の独裁者となりつつある習近平国家主席を「国賓」として来年迎えるという計画である。日中間の諸問題に対する習政権の姿勢は納得できないし、中国国内や国際問題に関しても人権や法の無視が目立ち、国際社会の大きな波乱要因になっているからである。7月発表の中国国防白書でも「自国の軍事力は防衛と平和のため」だと主張し、「アジア太平洋諸国は運命共同体」で、「南シナ海は安定している」と述べる。世界一の軍事強国を目指し覇権国家を確立すると言いながら、自国は平和勢力で運命共同体だと言い募る欺瞞を真に受けられるだろうか。こうした虚言で言いくるめた中国の真意を見逃して、日本が習政権を歓迎するようなことがあっては、国際社会の指弾を受けること必定であろう。(略) 今日の状況は心配した通りになっている感じである。首相の8月15日靖国参拝は今年も叶わなかったし、尖閣諸島の接続水域への入域は日常茶飯事で、領海侵犯も一段と頻繁になっている。また理由が公表されないままの日本人拘束は続き、裁判では全員が懲役刑を科されている。先にはドナルド・トランプ米国大統領を国賓として迎えたばかりである。この同盟国の元首と、日本への内政干渉や侵略を平然と繰り返す指導者を同列に扱っていいはずはない。国民も心から歓迎することはできない。また、ウィグルなどの少数民族を迫害し民族浄化を続けている。香港自治(一国二制度)の中英共同宣言を守らず、国家ぐるみで知財窃盗を行う中国である。すなわち国家主権、自由・民主主義、人権、法の支配といったウェストファリア条約で確立・維持されてきた体制に挑戦し、全体主義体制への転換を意図していることは明確であろう。その最高指導者を国賓で受け入れるということは、天安門事件から3年後の天皇訪中で制裁突破を許し世界の顰蹙を買った再現にも等しい。いや、体制の転換で日本や諸国に安全保障上の大きな脅威をもたらす点では、以前に比すことができない想像以上の禍根をもたらすこと必定であろう。今の段階では同盟国の元首と同等のもてなしには異議を挟まざるを得ない。(略) 中国が好きな言葉が「正常に戻った」である。そもそも、不正常な状況を創り出すのは日本ではなく、決まって中国側である。何年か日中の不正常な状態が続き、国際情勢の変化などから中国が困ってくると、不正常な状況を自国が創り出したことを忘れたかのように笑顔で日本に接近してくる。そして、日中関係は「正常に戻った」との言葉で日本を舞い上がらせ、支援を引き出すのが常套手段となってきた。「正常に戻った」は、日本の協力を取り入れ、世界の制裁圧力(包囲網)を突破する力に変換する言辞でしかないのだ。中国側は習主席、李克強首相、駐日大使、そしてインタビューを受ける人民に至るまでが判で押したように「(日中関係は)正常に戻った」とバカの一つ覚えみたいに繰り返す。"、改めて注意喚起。↓ 『中国の習近平主席は国賓に値しない!~無礼の限りを尽くした江沢民時以上の禍根を残す恐れ~ --- JBpress』 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57441 #JBpress

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