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ことばのメモ

母は人にした嫌なことを誤魔化し、それをされると拗ねる。答えが変わるが正義感が強い。そんな母の矛盾に気づき、ふと怒りが込み上げる。だが父は蒸し返すことが嫌いだ。家族にしか分からないこの感情を共有することはできないのだ。この行き場のない怒りは深夜の寒さと共に送り出す。同時に母を健気だと思える自分に酔うしかないのだ。だが親だ。それでも十分満足なのだ。

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