ひふみのトーク
トーク情報- ひふみ
ひふみ [外科医、島へ]
中山祐次郎 著 幻冬舎刊
2024.Apr.
755の奇跡のひとつ[泣くな、研修医] シリーズ第六弾。神仙島での診療記です。
都会の総合病院とは違う離島の診療に、戸惑いながらも誠実に患者さんと向き合っていく。いつだって隆治の白衣の中は汗でびっしょり。緊急手術、ミステリー、泡沫の恋、盛りだくさんで読み応えがありました。
優秀で美しいナースの志真さん(訳ありだけど)の存在が堪らない。互いの想いは同じベクトルに向いていたのに、成就しなかった切なすぎる恋心。だから、キュンってする。寄せては返す波の音が耳から離れない、そんな読了の余韻に浸りました。
「やりなよ、雨野」と、隆治の背中を押す男前な佐藤玲女史のスピンオフも楽しみなんですが、
[凜子医師、島へ]なんて、診療記も面白そうです。
遅ればせながらの投稿でお恥ずかしい限りですが、この本に出会えたことに感謝します。見城さん、中山先生、ありがとうございました。