こうめいのトーク
トーク情報こうめい 見城徹見城徹 ニシザキケンヂ見城さん、初めてやじコメをさせていただきます。僕は見城さんから生き方を教わりました。 今までの僕は、見城さんが嫌いな小手先だけで目の前の問題を解決しようとしていました。そのため結果が出ないし、さらにその原因を周りのせいにしていました。 見城さんに出会ってから、圧倒的努力まではいきませんが、自分なりに頑張りました。そうすると、見城さんの言うとおり今までには出なかった結果が出るようになりました。これこそ自己検証です。自分は「小手先」「上っ面」「帳尻合わせ」「付け焼き刃」「その場しのぎ」「アバウト」「自己満足」になっていないか?それらを徹底的に憎むだけで結果は出始めます。
こうめい 見城徹見城徹 ⬆︎ さて、この写真の話です。隣のオペラ界を代表するプリモ・バリトン、桐朋学園大学教授の大島幾雄さんとは清水市吉川にあった小糸製作所静岡工場の社宅で子供時代を一緒に過ごしました。同じ棟のアパートの同じラインの大島幾雄さんの家が3階、僕の家が1階でした。小学校生、中学生時代、一年上の学年の幾雄さんは僕とよく遊んでくれました。母親同士も仲が良く、僕は幾雄さんの家に上がり込んで時間を過ごしたものです。勉強が凄く出来、音楽の才能にも溢れていた幾雄さんは僕の憧れでした。10年以上前、大島幾雄さんの二期会オペラの舞台パンフレットに頼まれて「懐かしい兄よ」(集英社文庫「編集者という病い」所載)という文章を寄稿させてもらいましたが、どうしても公演に行けず、再会は果たせませんでした。
それが今日、実現した訳です。約50年振りです。もう泣きそうでした。しかも僕が幾雄さんが主役だと知ったのは舞台に向かう車の中です。あの清水市の社宅の片隅で無心に遊んでいた二人が50年して舞台の主役と主催者側の大事な客として相まみえる。あのマッチ箱のような社宅から二人とも遠くまで来たんだなあ、と思います。これを奇跡と呼ばずして、何と呼びましょう。
*「大事な客」という表現をお許し下さい。こうめい 見城徹見城徹 秋元康個体の掟、共同体の掟。素晴らしい言葉ですね。[個体の掟]と[共同体の掟]は普通、対称的関係になります。つまり、倒立して現れるのですね。[共同体の掟]を維持するために[個体の掟]で生きようとする人たちを共同体の常識やルール、倫理や道徳、法律で裁こうとするのです。しばしば[個体の掟]に依る人たちは共同体からすれば「狂人」「変態」「反社会的」というレッテルを張られます。しかし、個体であることの喘ぎや怒り、切なさや哀しみ、そして歓喜や恍惚は明確なロジックを獲得した時、個体の圧倒的情熱と努力によって共同体のルールや常識を破壊します。僕は[個体の掟]で生きようと七転八倒している人たちが好きです。世界を変え、革命を成し遂げるのはそのような人たちです。
秋元康、堀江貴文、西野亮廣、前田裕ニ、その隊列の中に僕も並んでいたいと願っています。やるか?やらないか?ただ、それだけです。