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てんあつ

↑今朝の見城さんの過去トークからのリトークは、2017年と2018年のご投稿からです。 しみじみと滋味溢れるトークでございます。 おはようございます。

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片雲の風にさそはれて
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  • てんあつ
    見城徹見城徹

    「夢」「希望」「理想」「情熱」「野心」「野望」について熱っぽく語る人が嫌いだ。結果が一つも出ていないで語るそんな言葉は豚の餌にでもなればいい。悪戦苦闘して匍匐前進している人たちは決してそんな言葉を口にしない。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    「成功」という言葉も大嫌いだ。「成功」とはブロセスとしてのその時の一つの結果に過ぎない。「成功」かどうかは自分の死の瞬間に自分で決めるものだ。それまでは全部途中経過だ。貧しくても惨めに見えてもいい。自分が最後の瞬間、微かにでも満足するならその人の人生は「成功」なのだ。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    ⬆︎ 就職2年目、24歳の時、大学の同学年、同学部の女性と中野サンプラザで挙式した。新婚旅行はグアム。文京区東五軒町に新居を構えた。翌年には渋谷区初台にマンションを購入。しかし、27歳で離婚。僕は全財産を失った。その後彼女とは一度も会わず、風の噂で新潟の燕市に嫁いだことを知った。僕が幻冬舎を創立して5年後、20年ほど前に彼女の夫を名乗る人からの突然の電話で彼女が1年前に亡くなったことを知った。何故1年も経ってからわざわざ僕に知らせて来たのか?それには彼ののっぴきならない事情があった。上京して来た彼と二度面会した。その彼の都合のいい願いを僕は断った。信じられない不思議な出来事だった。人生は野菜スープ。

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    見城徹見城徹

    高校3年の3月。中学時代から好きだった女性と恋が成就した。彼女を初めて小糸製作所静岡工場の社宅にあったマッチ箱のような自宅に招いたあの日。貧しくてささやかだったけど、あの時のトキメキの時間を僕は今でも正確に覚えている。67歳。僕は何を失い、何を得たのだろうか?

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    見城徹見城徹

    あの日、あの時。高校卒業から大学進学のために上京するまでの2週間。映画、遊園地、三保の松原、ハイキング、ラーメン屋、喫茶店ーー。僕らは[ローマの休日]のグレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンより輝いていた。

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    見城徹見城徹

    狐ヶ崎ヤングランドの小山の麓に座って初めて抱き合った。唇と唇が重なった。初めての口吻。あんなに甘美な瞬間はなかった。

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    見城徹見城徹

    東海道線の清水駅から横浜駅経由で東横線に乗り換えて日吉まで行く。大学のある横浜市港北区日吉の下宿に出発するその日、清水駅のプラットホームに彼女が飛び込んで来た。汽車が到着するまでに15分ほどあった。手を握り合いながら汽車を待った。彼女の髪の甘やかな香りが胸を撃った。このまま改札口に戻って清水に残りたい。切実にそう思った。僕の乗り込んだ汽車を追って制服姿の彼女がプラットホームを走る。僕は窓から身を乗り出しながら、千切れるように手を振った。
    もう二度とあの日のきらめきをこの腕に取り戻せない。

  • てんあつ
    てんあつ

    今朝は2018年3月と4月の、見城さんの過去トークからのリトークです。

    "時はいつの日にも 親切な友達
    過ぎてゆくきのうを 物語にかえる"
    (松任谷由実:12月の雨より抜粋引用)

    見城さんの過去トークを読みながら思い出した歌です。
    時間は残酷でもあり、素敵な魔法でもあるなあ!?とつくづく思う朝でした。