1月1日。私より指の二関節くらい高い(ほぼ同じ背丈の)男子。
右耳を枕につけて昼寝していたら、後ろから抱きしめられる。囁き声でしかしダイレクトに私に言葉をかける。
囁き声の奥で、隣の部屋のテレビで緊急地震速報が鳴っている。身体は動かない。
起き上がるとひどく肩が凝っている。彼に囁きかけられた記憶が徐々に薄れて、金縛りが夢のような気がする。
1月5日。朝うだうだと布団から起きたくなくて目をつぶっていたら、後ろか前かわからないけど抱きしめられる。指の細さからして女の人。身長はわからない。彼女も私にダイレクトに囁きかける。
起き上がると肩こり。前よりも夢感が強い。
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