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柴田 新介

計4回食事をしたお店ですが僕にとって、最高のお店です。 小さい頃、入院を繰り返し身体が弱かったため、食事も満足に取れない中、楽しみは「美味しんぼ」を読むことでした。 その中に出てくる「京味」は憧れのお店でした。 そして時は流れ見城さんの著作に「京味」さんの記述を見つけ、僕は手帳に「京味に行く」と書きつけ、時を経てその年一番お世話になった方と京味に行きました。 そしてその日、見城さんは京味の大将である西さんに、連絡を入れていただき、京味のカウンターの奥の席で、見城さんのお話を聞きながら、美味しい料理をいただきました。 一緒に行った方は、煮物を食べて涙を流していました。 僕の人生最高の思い出が詰まった「京味」は特別なお店です。 僕らが見えなくなるまで、優しい笑顔で見送ってくれた大将。 隣の席で、愛嬌とユーモアを交えながら、鮎の骨の抜き方をおばさんに教えて、こちらにやって来た時、 「君ら頭から全部いったんやな、ええねぇ、鮎も喜んでるわ」と笑いながら慣れない僕たちに、色々と食の楽しみ方を丁寧に教えてくださった大将。 僕は一生、忘れません。

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柴田 新介の一人で熱狂
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