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AKB48グループ新聞瀬津真也

 SHOWROOM選抜メンバー16人からは、近未来の48グループが透けて見えてくる。NGTが5人、チーム8が4人、STUは3人。AKBは16期生1人で正規メンバーは馬嘉伶だけ。SKEとNMBは1人ずつで、HKTはゼロ。指原に尋ねると「劇場公演が毎日できないからこそ、もっとやらないとと言ってるんですけどね…。私がテレビ向けに育ててきた弊害もあるんです」と答えた。ちなみに指原は、超多忙でも68位にランクイン。宮脇や向井地らプロ意識の高い子は、忙しくてもきちんと80位以内に入った。やはり個々の意識の差というわけだ。  1位大西桃香は「暇人」とヤジられたという。冗談じゃない。大西ら同選抜メンバーは、毎日、自力でできるアイドル活動に一生懸命に取り組んでいたのだ。一般社会もアイドル業も一緒で、与えられるものだけが仕事じゃない。指示待ち人間は大成しない。自分で仕事を見つけて励める人だけが可能性を広げていく。この〝SHOWROOM総選挙〟のランクイン80人には、仕事の現場で評判のいい子が、ずらりと並ぶ。無名の若手が多いが、いずれここに入った子たちが、本家の総選挙でも結果を残し、グループに欠かせないメンバーになるだろう。  須藤凜々花の一件を契機に「アイドルとは何なのか」が、より厳しく問われる時代に入っていく。張りぼては破れ、メッキもはがれる。「チャンスがない、推されない」と愚痴って遊びに逃げるのか、自ら動くのか。チーム8でずっと後列だった大西が300日間も朝5時半に起き続けた先につかんだセンターと、落ちこぼれだった荻野由佳の本家総選挙5位は、48グループの希望で、未来への指針である。

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