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#紙面でも読みたかった

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  1. #入手できず無念
  2. #朝日新聞夕刊
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  1. イデラン⊿

     テレビのクイズ番組や歴史番組などで活躍している乃木坂46・山崎怜奈(23)が、10月1日に始まったTOKYO FMの昼の生ワイド番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(だれはな)」(月~木の午後1時~2時55分)でパーソナリティーを務めている。今春、慶応義塾大学を卒業した彼女に、頭脳派アイドルとしてのブレークまでの道のりや仕事との向き合い方について聞いた。

     「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」(テレビ朝日系)や「東大王」(TBS系)などのクイズ番組に出れば、頭の回転の速さとコメント力の高さで結果を残す。歴史関連の番組に出れば偉人やお城の魅力を熱く語り、ラジオではアナウンサー顔負けの軽快なトークを繰り広げる。

     クイズ、歴史、ラジオという得意分野を生かし、今や乃木坂46メンバーの中で屈指のメディア露出を誇るまでに飛躍した。

     「仕事とプライベートの境界線はほぼ無いです」。家に帰ればクイズの勉強に励み、ずっとラジオを聴いているという。「自分の好きなことを仕事にできたほうがプライベートの時間も仕事に還元されるし、仕事の時間もプライベートに還元されて相乗効果が生まれるので、私はその生活が楽です」

         *

     父親の影響で、小さい頃からクイズ番組をよく見ていた。NHK大河ドラマ「篤姫」を見て、日本史の面白さに目覚めた。小学生の頃にラジオを聴き始め、大学受験の時はラジオが心の支えだった。

     好きなことを仕事にしている分、「中途半端にやりたくはない」と考えている。「クイズ番組の収録をした時は、『ダメだったなぁ』と思ったところを帰ってからすぐにノートに書いて、自分の出たラジオも聴いて『ここ良いな』とか『ここは自分的に心地よくやれたな』ということは○を付けて、○と×でノートに全部箇条書きにします。それで×のところだけ覚えておいて、次のタイミングに直して、直せたら○を付けるようにしています」

     乃木坂46に2期生として加入したのは、高校進学と同じタイミングの2013年3月。母親が内緒でオーディションに応募したことを、2次審査のお知らせが届いたときに初めて知った。「中学生だった私は、成績優秀な生徒がもらえる奨学金が欲しくて一日中ずっと勉強していたんです(笑)。合格したときは『まさか』でしたね」

     自分に一番向いていないと思っていた職業がアイドルだった。「アイドルに全然詳しくない私は『アイドルって何ぞ?』って思っていました。強みとか個性が無い中で『何をしていったらいいかな?』とすごく考えました」。一時休業を経て、16年春に慶応義塾大学に進学した。

     状況が大きく変わり始めたきっかけは、18年4月に「Qさま」に初出演したことだった。「『Qさま』に初めて出演させていただいてから、お仕事を楽しめるようになりました。『Qさま』に出会って、『Qさま』の人たちにまた会いたいなとか『Qさま』で活躍したいなとか、そういうふうに主語を自分にして考えられるようになりました」

     自分が好きなものを「好き」と言っても良いんだと思うようになったのも、クイズ番組などに出演し始めてからだった。「私は『学業をやっている自分』をずっと負い目に感じていました。でも、学業をやっていたことで番組に出られて、それがグループのためになるなら、そんなに願ったりかなったりなことはありません」

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     10月1日から始まった「だれはな」で、昼のラジオの生ワイド番組のパーソナリティーという大役を務めることになった。意識しているのは「正直でいること」だという。「TOKYO FMのお昼の帯番組はオシャレな枠じゃないですか(笑)。なんですけど、私自身は普通の23歳の江戸川区出身の女の子なので、そのままでいようと思っています。私は『だれはな』を、リスナーの生活に溶け込んでいる番組にしたいです。その中で、ふとした瞬間に『えっ、何この話?』っていう話をちょっと入れられたら良いですね」(川村貴大)

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