#走れ外科医
No.513
『走れ外科医
泣くな研修医3』
中山祐次郎著
(2021/03/10 幻冬舎文庫)
2021/03/12
相変わらず超リアルな医療現場の描写でありながら、すいすいと気持ちよく読めたけど「あらー、いいところで終わってしまった」が最初の感想でござる(笑)
先輩美人外科医佐藤玲と恋人渋谷の仲、末期癌患者日向葵(ひなた あおい)の予後、隆治とはるかの仲も全て途中で分からんじゃないですか。(いけず)
泣き虫研修医だった雨野隆治も5年目となりかなり逞しくなっておりました。毎度訳ありな患者が救急搬送されて騒動が巻き起こるのだが、これらに対応しながら学会で発表したり、鹿児島にはるかと帰省し墓参りしたり、葵たちと富士登山したりと余裕のある逸話が多かったような……
佐藤玲ファンとしてはちと物足りなかったですが次作に期待しております。(テレビではどなたが演じるのだろう?)岩井さんの事ももっと知りたいしね。
中山先生はきっと佐藤玲ちゃん並みにすんごく腕の良い外科医なんだろうなぁ。しかし、どういった読書体験でこの様な本が出せたのか?中山祐次郎版『読者という荒野』を読みたいものである。(よいしょ)
今回登場のココイチパリパリチキンカレー二辛、白濱亜嵐さんにも食べてもらたいですぅー。(凛子風)
【登場人物】
岩井:部長
佐藤玲:先輩外科医
向日葵:21歳、癌患者
はるか:隆治と付き合ってる
西桜寺凛子:後輩研修医
吉川:看護婦
柏原源三郎:憩室炎患者、議員
渋谷春海:佐藤玲の交際相手
【引いた言葉】
絞扼(こうやく)
医学で、しめつけること。組織や血管などが圧迫される状態をいう。「絞扼性ヘルニア」
腸閉塞(イレウス)は異物や炎症、腫瘍などにより腸管が塞がれた状態(機械的イレウス)、あるいは開腹手術などで腸管が麻痺(まひ)(拡張)して腸の蠕動運動が障害された状態(麻痺性イレウス)を指します。
カルテのSOAP
「S(subjective):主観的情報」
「O(objective): 客観的情報」「A(assessment): 評価」
「P(plan): 計画(治療)」
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