井上荒野さんの『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』を読みました。店頭でふと、真っ赤で艶のある帯に目が止まり、私はカゴにいれました。その赤はなんの赤なのだろう。読み終えた今、考えます。 読み続けるのが苦しいところもありました。何度も止まりながら、それでも読むことをやめられなくて、読み続けました。 声をあげることはとても大切で、その選択は誰かの力になります。でも同じくらい、自分を傷つけることになるかもしれなくて。恐ろしいと感じることもあります。 必要なのは誰も声を上げなくてもすむことですが、もしそれがまだ難しいのであれば、声を上げた勇気のある人に優しくありたい、と思いました。 少し苦しいかもしれない。 それでも、老若男女全ての人に手にとっていただきたいと思いました。 #読書 #読書記録 #朝日新聞出版 さん #井上荒野 さん #生皮 #まなもの本棚