三上雅博のトーク
トーク情報- 三上雅博
三上雅博 そう言われ思い返すと、「想像するのが好きで」小説にハマっていた時期がありました。ハリーポッターが初めて日本に上陸した時、小説の面白さを初めて知りました。
その後、映画も観ました。比べられた事が幸いしました。「小説の方が面白い」。それを知る事が出来ました。映像で観るよりも小説を読んで自分の想像の中で思い浮かべていた方がもっと「世界」が広かったんです。もっと壮大なシーンを思い浮かべていました。文章から伝わってくる感情や情景を想像している状態にのめり込んでいたのです。
恥ずかしい話ですが、AVを観るより官能小説の方が興奮していました。
もっと昔、中学生の頃に新聞配達をしていた時もスポーツ新聞の官能小説を楽しみにしていました。笑 - 三上雅博
三上雅博 昔を思い出していた。ハードボイルドが好きだった。
若い頃、百貨店等の北海道物産展で鮨を握る為、全国を飛び回っていた。年間最低でも20回くらいは飛行機に乗っていた。そんな生活を10年くらいしていた。移動の時はいつも売店で文庫本か週刊誌を買っていた。昔の僕は移動中に眠れなかった。その為時間潰しが必要だった。
当時は遊ぶ金も無いので百貨店での仕事が終わると真っ直ぐホテルに戻り、弁当を食べながら続きを読んでは直ぐに寝落ちしていたので、一冊の文庫本を読み終えるまでに1週間くらいかかっていた。実際には仕事に追われ内容も殆ど頭に入っていなかった様に思う。
タイトルはほとんど覚えていない。いつも時間に追われ、本のタイトルも碌に見ずに適当に棚から引っ張り出して買っているのだから。ただの暇つぶしだった。たまたまその内容がハードボイルドだったら僕の中で「当たり」。嬉しかったのを覚えている。
漫画でも良かったのだけど漫画は一瞬で読み終える。お金が無かったので「長持ちする」文庫本を買っていただけだった。
ひとつひとつの小説に対して申し訳ない向き合い方をしていたなと、今は思います。