勇のトーク
トーク情報- 勇
勇 ↑
迷うな女性外科医 泣くな研修医7」中山祐次郎 著 (幻冬舎文庫)を読んだ。
藪医師こと中山祐次郎 先生のメッセージが込められた作品だと思う。
大腸がん検診、便潜血検査を定期的に受診をしていれば救えたはずの命。
命の「繋がり」。
引き継がれたものを次の世代へと引き継ぐ。
死に対する恐怖や不安も、自分自身が「つなぎ役」になることによって、柔らげることができる。
そんなことを痛烈に感じた。
「迷うな女性外科医」を読みながら、必要以上に自分の体験と物語がクロスオーバーしていた。
つまり、映像的たった。
他には、「ずっと やりたかったことをやりなさい」ジュリア キャメロン著 などのモーニングルーティンもしてみたくなった。
頭の中にあるものを全て吐き出す。
小説の中の「グリーフワーク」と近しいものがあると感じた。
それにしても、中山先生は、感情の揺さぶりが上手い。
涙が自然と溢れる瞬間が何度もある。
感情のツボを押す技術が高い。
想像するに、手術の手技も抜群の安定感なのだと伺いしれる。
焦って失敗を繰り返してしまう自分自身からは羨ましい限りだ。
いずれ、映像化されると思います。楽しみです。
見城さん、素敵な本をこの世に送り出して頂きありがとうございました。
中山先生、物語を通して沢山の学びをありがとうございます。激務の中、身を削り、執筆して頂きありがとうございました。
感動しました。 - 勇
勇 ↑
誰にも忘れられない夏の日。
僕にとってのその一日は、クライフ監督がスタンドの僕らに手を振ってくれた日でもあった。
1990年、夏だった。
「あの夏のクライフ同盟」増山実 著(幻冬舎)を読んだ。
クライフ同盟と同じように、僕も目新しい人や物との出会いは、全て、雑誌や本からだった。
世代や地域が違うのに、「憧れ」との接触の仕方が、僕の人生とシンクロする。
これだけの細かい情報を詰め込んだ小説なのに惹きつけられてしまう。
「官能」という言葉に妄想。
五感から入る情報に敏感に反応し、過激に妄想する。
「あるあるネタ」のオンパレード。
「あの夏のクライフ同盟」一冊さえあれば、初対面の人とでも話ができる。
そんな小説だ。
古書店の主人が言う。
「大人になったらな、そげな本はなんぼでん、買える。けんどな、その時、お金を払うた時に、失うもんもある。」
「しっかりと目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしちょけ。」
まさに、その通りである。
目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしておく。
僕が、クライフ監督を間近でみた日。スタジアムには、米米CLUBの「浪漫飛行」が流れていた。
旅立たないとな。
見城さん、過去の自分を思い出す、良いキッカケになりました。
書籍の紹介、ありがとうございました。