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「握手会=総合芸術」、元NMB48「みるきー」に学ぶ対人スキル 就活に役立つヲタ活教えます withnews 3/10(金) 7:00配信 ヲタ活は、就活に役立ちます――。  ああ、逃げないでください。冗談じゃないんです、本当なんです。今年もいよいよ就活が始まりましたが、「エントリーシートに何を書けばいいんだろう」「私の良さってなんだろう」と悩む学生さんは多いと思います。そんな悩める大学生に、アイドルオタクが力説します。「大丈夫! アイドルから社会スキルを学ぼう!!」(朝日新聞東京社会部記者・原田朱美) ■「好き」をもらう専門技術者 ご紹介します。阪本輝昭記者(40)。朝日新聞大阪社会部で、若手の記者たちを束ねる遊軍キャップをしています。 そして、もうひとつの顔が「アイドルオタク」(通称ドルヲタ)です。ドルヲタ歴は6年。仕事でも「NMB48」をデビューした2011年から取材し続けています。  阪本記者:「アイドルというのは、他人の『好き』をもらう専門技術者です。ヲタの立場からは彼女たちを見続けることで対人スキルを学ぶことができる。それが僕なりの理論です」。  「理論」っていうあたりが、ヲタっぽいですよね。  せっかくなので、阪本記者の理論を披露するべく、学生さんに来てもらいました。  津田塾大学の高橋さん、藤井さん、大橋さんです。  みなさん就活を前に「自分に『良さ』ってあるのかな」「企業になにをどうアピールすればいいんだろう」などなど、不安を抱えています。本当に、「ドルヲタ」経験が仕事で役に立つことがあるのでしょうか?「講義」の始まりです。  阪本記者:「たとえば営業マンって、営業先に好かれないといけないですよね。営業先の大口契約を他社にとられた営業マンを考えてみてください。営業先は『どの社にしようかな』と選び放題な状態で、そこを他社の営業マンに出し抜かれたら、みじめです。記者も同じです」。  「アイドルは、究極的には『私を好きになって下さい』とアピールする仕事です。彼女たちが人から好意を得るために創意工夫をこらし、互いに切磋琢磨している様子を見ていると、社会人として学べるものがあるなあと思ったんです。それが私の研究のはじまりです(キラーン)」  学生:「おおおお」。  阪本記者:「ではまず、『総合芸術』ともいえる握手会から見ていきましょう」。  学生:「総合芸術!?」  阪本記者:「AKB48を題材としたコミック『AKB49~恋愛禁止条例~』に『握手会は”握手をする会”じゃない。『10秒の公演』なんだよ』という言葉が出てきます。本質をついた言葉だと思います」。  「まずは、やってみましょうか。握手会の形態によりますが、話せる時間はだいたい10秒前後です(握手券の複数枚使用が可能な場合はこの限りではない)。みなさんひとりずつ、今だけ『握手会に臨むアイドル』になりきって下さい。私がヲタ役をやります」。  学生:「すご! 人生で握手会のシミュレーションをやる日がくるとは!!」  ~長机の前に立って待つアイドル(学生)。左手からヲタ(阪本記者)が歩いてくる~  阪本記者:「はじめて来ました。今日もいい天気ですね」。  学生:「えっ? あっ、そうですね。ま、また来てください!」。  ~終了~  学生:「早い~! なんて言えば良いの~!」  阪本記者:「実は正解はないんです。『ありがとうございます。また来てください(ニコニコ)』でいいし、逆にいえば何をやっても正解です」。  「ただ、破壊力1の正解もあれば、破壊力100の正解もある。いかに他のアイドルより突き抜けた正解を出すか、ファンの心をつかむか、彼女たちは工夫しているんです」。  学生:「なるほど」。  阪本記者:「就活も同じですよね。学生さんはみんなお行儀良くして、印象良くしゃべる。『学生時代に○○を頑張りました』『御社のために働きたい』とみんな言う。そのなかで、どう自分の強みをアピールしていくのかを考えましょう」。  学生:「深い!!! アイドルの側に立って考えるっていう発想はなかったです!!」。

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