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くわちゃん8のトーク
トーク情報
  • くわちゃん8
    見城徹見城徹


    作曲 三枝成彰、台本 林真理子、演出 秋元康、 美術 千住博、指揮 大友直人、主演 大島幾雄、佐藤しのぶのオペラ[狂おしき真夏の一日]を上野の東京文化会館大ホールで観た。
    いやあ、これが素晴らしかった。気が付いたら、客席でブラボーと叫んでいた。正に「狂おしき真夏の一日」。恋はいつだって共同体の倫理や道徳を、いや、法律だって突破する。背徳の快楽が身体を差し貫き、頭の中はクレイジーな妄想で溢れ返る。出演者たちの髪型がその爆発を象徴している。三枝成彰の音楽と林真理子の台本と秋元康の演出が見事に絡み合い、化学反応を起こし、炸裂して圧倒的でエキサイティングな人間賛歌の宇宙を創り出した。音楽と歌声に酔い痴れ、セリフに痺れ、演出に唸り声を上げた。何というオペラの本道!オペラは大衆演劇であり、猥雑なエネルギーの噴出であり、生きることへの賛歌であることをまざまざと見せつけられた。これぞ芸術。4日間の公演ではあまりに惜しい。有難う、主催のテレビ朝日、BS 朝日、朝日新聞、メイ・コーポレーション、協賛した企業の皆様。
    今も車の中でメロディーと歌声が身体中を駆け巡る。沢山の人に観てもらいたい。再演を、よろしく!

  • くわちゃん8
    タクマタクマ

    凄すぎる感想。僕の乏しい想像力ではこのオペラの素晴らしさを全て理解することはできないけれど、見城さんが衝撃を受けて、興奮して、抑えきれない感情を真っ直ぐに全力でぶつけるくらい、素晴らしいオペラだったということは伝わる。きっと見城さんは自然にスタンディングオベーションが飛び出たのでしょう。一分一秒の油断もない、隙のないオペラは一体どんな起承転結なんだろうか。いやそれとも、そんな予定調和ではなく、常に刺激的に劇的に移り変わって衝撃を受けるのだろうか。

    4日間の公演、僕は観に行けない。観に行けないのが本当に惜しい。初めて、住んでる場所を恨んだかもしれない。いや、行こうと思ったら行けたはずだから、簡単に諦めた自分が悪い。自業自得。どうか追加公演、お願い致します。