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吉田真悟

2019/05/18 改定 芝居の空間が凄いと思う。 治外法権で差別用語や放送禁止用語が飛び交い、時の政権を痛烈に批判しても良いし、総て記録に残らないので何でもありで自由なのだ。 しかし観客も常に質を問われる。若い人の感性豊かなリアクションは真似できないが、このおじさんは数拍遅れて偏屈に笑い、涙、鼻水、尿をちびる。それから数日間仕事が手につかなくなる。 こんなに痺れる時空が存在し、その中で溺れのたうつ、至極の快楽を教えて頂いたのは見城先生である。 一生つきまとうと決めましたよ。 今回の手塚治虫原作の『百鬼丸』 横内さんはじめ扉座のアナログで不可逆で一回性に命を賭ける人達がとても愛おしくなる。 高木トモユキのスケールの大きい存在感バッチリの悪ぶり、‪山中崇史の体当たりの憎めないくずが徐々に真っ当になっていく安心の演技、‬ ‪三浦修平の人間に近づく途中での躍動感のある圧巻の踊り、吉田美佳子の目が眩むピュアさ‬、岡森諦のお茶目な安定の扉座的魔物感。 何度も何度も思い出して感動するんだぞ。 幻冬舎批判の為、この奇跡の芝居を見ないなんて傲慢さがプンプン臭う大馬鹿野郎だね。とっととチケット返せよ。ばーーか。 #新浄瑠璃百鬼丸 #扉座 #幻冬舎

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