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AKB48グループ新聞瀬津真也

宮澤佐江さんについて 長い(笑;) あまりに長く取材してきた人なので、まずは、紙面に載せたコラムです。  高橋みなみがいなければ、48グループの総監督を任せられていたはずだ。AKBがドームコンサートをする規模に膨れ上がったとき、スタッフは「全メンバーに指示が伝わらず収拾が付かないときは、たかみなか宮沢に頼めば、全てをまとめてくれる」と、絶大な信頼を寄せていた。  昨年の出演ミュージカル「AKB49」の千秋楽前夜には、全後輩メンバーたちに「裏方さん1人1人に直筆のお礼状を書いて、明日に手渡そうね」と礼儀を教えた。後輩たちは皆「私たちは宮澤チルドレン。一生、慕っていきます」と口をそろえていた。昨年から移籍したSKE48でも、同様に後輩たちから尊敬され、横山由依やNMB48のカリスマキャプテン山本彩からも、憧れられ続けていた。  6年半前の第1回AKB48選抜総選挙。中間発表10位から最終結果は14位とランクダウンした。直後に、2人で「ツインタワー」とあだ名をつけられていた親友の秋元才加が、中間発表23位から12位に逆転ランクアップした。自分のファンが、劣勢の秋元にも支援投票したからと、分かっていた。少々悔しくてもおかしくない。それでも、宮澤は登壇する秋元にウインクで祝福した。「才加が頑張ってる姿を知ってたから、心底自分のこと以上にうれしかったんです」。  AKB48グループを長く取材してきたが、宮澤の悪評は1度も耳に入ってこなかった。正真正銘に全員から慕われた人だった。

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