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わち

〜リハビリテーション職統合化〜 今、日本には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と3つの国家資格で専門分野で棲み分けされている。 もちろん個々の棲み分けは非常に大事だと私は思う。 しかし、棲み分けが機能しているかというと微妙である。まずは、理学療法士だから下肢、作業療法士だから上肢とか言語聴覚士だから高次脳機能障害、嚥下とか少なからず古い概念で棲み分けされている。 これは、旧システムの単一の考えであり、様々な優秀な基礎研究者や臨床研究者により単一で考えられないという結論は出つつある。いわゆる、世の中の現象は単一系では説明がつかず複雑系なのである。 そうなると、資格統合化の話しは出てきてもおかしくない。 実際に出始めている。 優秀な療法士ほど職種の棲み分けをオーバーラップしている。いわゆる、平凡な理学療法士より優秀な作業療法士の方が理学療法士が求められるアプローチも行っているということである。また、逆も然りである。 この資格統合化の話しをすると、平凡な理学療法士は、感情論で異議申し立てをしてくる。 「チームアプローチ」 とね。 しかし、日本は右肩上がりの高度成長が終わり、失われた20年と言われ、更には労働人口まで減少している。 リハビリテーションは、基本的には7割または9割は、社会保障関係費で賄われている。 これは、国民が汗水流して働いた税金である。 これから税収は減る。そうなると個人の所得税や消費税を上げなければならない。 いわゆる昔の考えから発想の転換をしなければならない。 ※実費分を増やすという考えは論点がズレるため今回は外す。 単純にリハビリテーションを統合化すればコストは減少する。3人の人件費が優秀な療法士なら1人分で済むのである。 例えば、療法士1人20万だとしたら3人で60万。しかし、優秀な療法士にインセンティブをつけて40万にしても20万下がる。 また、リハビリテーション利用者も理学療法士とか作業療法士とか言語聴覚士とかこだわりはない。だからよく言われているのがリハビリの先生と言われている。 まずは、そこに恥を知るべきだと私は思う。 もちろん私もである。 また、国家資格には問題がある。免許を取得したら一生使えるということである。これは、免許10年更新制とかにするべきだと考えている。 そうすることで量を抑制し質の担保に少しは貢献するであろう。 また、10年後に新しい職種に就くのもありだと思う。リハビリテーション職で得た経験は他職種でも必ず活きる。

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  • わち
    わち

    〜テクノロジーがリハビリテーションを変える〜

    これは、数年前からずっと言い続けてきていることだけど、リハビリテーションをテクノロジーが変えると思う。

    新卒で働いていた時に、思いついた。筋トレイメージングをしている患者と筋トレイメージングをしない患者の筋トレ効果を検証した論文を読んだ際にイメージングした群は筋肉量がupしたという論文があった。

    脳を騙せばいいんだ!と思いそういうのをテクノロジーで作れればリハビリテーションやらなくても勝手によくなる。
    って考え。

    これ、必ずできると思う。Twitterにも書いたがARやVRを使う。
    世の中の歴史をみると、だいたいテクノロジーの進化は、戦争とエロ系のどちらかで発展する。
    これは紛れもな事実である。
    インターネットだって軍事発展である。
    ARやVRは、エロ系でかなり発展してきている。

    これをリハビリテーションに応用するのである。
    しかし、医療、教育、農業の三代既得権益は最後に変わるのである。
    そして、最近私の中の仮説でルール化されたのは、農業→教育→医療という順番だろうと考えている。
    農業や教育はメディアでだいぶ改革が取り上げられつつある。そしてこれから医療もちょこちょこメスが入る。

    余談だがインターネットは生活と融合する。
    だから10年以内にインターネット会社なんて消える。同化するからである。
    さて、VRやARを使い機能訓練から生活場面想定までして脳内を騙すのである。

    これは、リハビリテーションだけでなく医療全般に起きるがリハビリテーションはかなり親和性が高いと考えている。

  • わち
    高橋仁高橋仁

    使えるものは、どんどん使った方がいい。
    「〜もんだ!」なんて固定観念はいらなくて、道具やテクノロジーだって利用すべき。
    固定観念が邪魔して、患者さんに自分が出来る最大限の事が出来ないのは勿体無い。

    もんだ族、嫌い!笑

  • わち
    わち

    〜教授は目指すもの〜

    教授は目指すものである。大学院に進学する人に必ず聞くことがある。

    『教授になりたいの?』

    とね。

    しかし、答えはNo!と言う人が圧倒的に多い。
    勉強したいとか研究したいとかが大半である。

    それ自体を否定する気はないが、教授になれば更に自由度の効く研究ができるのは事実である。
    それに誰でもなれる役職ではない。
    社長なんか誰でもなれるが教授には誰でもなれないのである。

  • わち
    わち

    〜リハビリテーションの輸出化〜

    リハビリテーションって概念は、誰もが知る通りアメリカから輸入されてきました。ざっと50年前です。
    法制度的には何一つ変わっていないのが事実ですが技術的な部分はかなり進歩していると思われる。
    どうしても輸入されたものなので諸外国が上、日本が下という図式は少なからずあるがそれは、各国での法制度や権限などであり技術的なこととは別に考えなければいけない。
    技術的なことでいえば、日本の一部の療法士は世界でもトップクラスである。しかし、日本の療法士が素晴らしいクオリティーであることを世界の人は知らない。
    理由は簡単だ!誰も発信しないからだ。日本という人口、面積共に中途半端な国であるがためにグローバルに考える必要がないからである。
    しかし、このある意味恵まれた環境はいずれ崩壊し嫌でもグローバルに目を向けなければいけない。
    僕らは、POSTというサイトを運営し、様々な療法士からインタビューをしたり現場を見たりしているが僕らが本気を出してサイトの英語版、中国語版をいずれリリースしたら世界の療法士や顧客は日本を初めて知るであろう。
    学会では広がらない。論文にしなければ意味ない。しかし論文にしてもアクセスできなければ宝の持ち腐れである。