見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 70歳になると朝の迎え方が違って来る。目覚めて寝室から見る景色が愛おしい。また一日、歳を取った。死へのカウントダウンを意識する。
17、8年前だろうか?紅葉の季節にスリーハンドレッド・ゴルフ・クラブで石原慎太郎さんと僕がその日の最後の客になったことがある。レストランに隣接するラウンジで風呂から上がる石原慎太郎さんを待っていたら、数人に支えられながら一人の老人が息も絶え絶えにおぼつかない足取りでゆっくりと僕の横を通り過ぎ、バルコニーに出て行こうとしている。よく見ると某都市銀行のかつての頭取である。何事か?と尋ねた僕に支配人は静かにこう言った。
「よくプレイした当クラブのバルコニーからの景色をどうしても胸にお刻みになりたいと、病院からいらっしゃいました」
老人はバルコニーに座って昏れなずむ景色をじっと眺めている。石原慎太郎さんがやって来て僕たちはスリーハンドレッドを後にしたが、あの光景はずっと僕の胸に残っている。
人は生まれ、生きて、死ぬ。
朝から誰も逃れられないその定めを噛み締めている。見城徹 ろころこ 見城さん、おかえりなさいませ。ハワイでの見城さんのお写真を見ながら、感謝と真心を忘れず、仕事では勝っていきたいと決心できました。この半年間、母と義母の介護、仕事の両立に悩んでいました。悩みに悩んで、結局両方やることにしました。仕事はまた一からですが、飛ぶのは初めてじゃないので(幻冬舎の[夢を叶える夢を見た]で経験できました)震えながらですが何とかスタートしました。今生何回か死にかけて、命の大切さや人生の短さは身に沁みているので、いつも後悔のない判断をするのですが、今回は自分だけのことじゃないから、血尿が出るまで悩みました。もし見城さんの755がなかったら、違う選択をしていたかもしれません。人は一人では生きられない。明日は我が身。今朝の見城さんの755は特に自分の心の風景に深く刻まれました。本当にありがとうございました。