亡き安倍元首相の国会での追悼演説を野田元首相が行った。政治的な事は抜きにしても感動する内容だった。首相経験者同士だから感じる心の触れ合い、責任の重圧やリーダーの孤独感を経験として共有しているからこそ、その言葉には重みと説得力がある。 映画の「君の名は。」がテレビでやっていた。田舎の女子高生と都会の男子高校生が入れ替わってしまう設定。入れ替わった二人は恋に落ちる。 共通して感じるのは経験することは大事だという事。だから経験できる事や入れ替わって学べる事はどんどんやっていこう。 でもそれだけでは足りない。誰でも首相になれる訳では無いし、普通は体を入れ替える事なんてできない。出来る事は限られているし、なんでもかんでも経験しなけりゃ分からないなんて悲しすぎる。立場や背景・歴史を知ることだったら、想像する事や勉強する事、コミュニケーションを取る事でもカバーできる。私が最も大事だと思うのは想像力。今、イマジネーションの力が試されている。日本には「思いやり」という言葉がある。人の気持ちになれるかどうかが大事。お客さまの気持ちが分かれば、ビジネスが成功する。同僚の気持ちがわかれば、リーダーシップがとれる。上司の気持ちが分かれば、出世する。イマジネーションの全ては自分の為になる。