終止符のない人生
反田恭平 著
さらりさらりと流れていく様な「反田恭平人間像」は、チャーミングで[クラシック奏者]という貴族的なイメージをぶっ壊していく。痛快で面白い。
私がこの本で一番夢中になったのは、第3章。反田恭平さんのショパンコンクールへの向き合い方、戦略的選曲や曲の解説(解釈)と裏話である。演奏者当人の言葉でしか知り得ない時点で秀逸だ。
Youtubeで公式chの当該演奏を聞きながらの読書は、演奏者が生解説する生演奏みたいな…心躍る体験となった。
デジタル(ネット)とアナログ(文字)のかけ算になる興奮ったらないな。リアタイ感が凄い。
反田恭平さんの何に対しても正面突破の明るさ、己れのやりたい困難な方へ舵を切るところ、まるで755で学んでいるかの如く、幹の太い生き方を感じられた。
見城さんとの共通点を多々感じながら、明るい気持ちになれました。
反田恭平さんのいらっしゃる音楽業界に期待してます。著書の誕生に感謝です!
#終止符のない人生
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