《魔女》 今や魔女を定義する簡潔な言葉は無い。 絶対の加害者にして被害者。 癒し手にして破壊者。 悪魔の使徒にして神の使徒。 汝の視野と言葉で魔女を定義せよ。 それは汝の知的世界と願望とを映す鏡となる。 ・数多の異世界に存在する異種族の一角 ・魔女と言うのは『魔術の申し子』とも呼ばれていて、魔術に関しては神々と言った上位種族を除き、他の異種族よりもずば抜けた適性を持っている女性の事を一般的に指す ・しかし、それは『魔女の表面だけの話』であり、実際は魔法使いと違い『魔術を使わなくても、周囲に甚大な影響を及ぼす超常的存在』と言うのが魔女の『真相』である。つまり、個々の魔女が持つ権能と思われる力は副産物の様なモノであり、真の権能は『別にある』と言う事である ・どの異世界問わず、魔女の血を持つ者の本質として例外無く共通しているのは『善悪表裏一体』であり、魔女は善悪の両面がはっきりとしており、性格面は勿論、経歴にしても善と悪の面を見事に両立させている ※例を挙げると、魔女の夜界の六大魔女の一角『氷華の魔女』は『旅人と傭兵』、もう一角の『深闇凶嬢』は『従者と凶手』と言うモノがある ・上記の事もあり一度、魔女の逆鱗に触れ悪の面を露わにさせてしまったら最後、魔女はその相手に対して容赦無い言動を取る事がある。それが王族の様な上流階級の者であろうが、国が相手になろうが関係無くである ※また、逆にこの様な本質を持っている為、魔女と言うのは『他人を容易に信用しない』事でも知られている ・ちなみに、現世に現存している魔女の大半が『魔女の夜界』と言う世界の出身であるとの事 主)コレが俺側の異世界モノにおける『魔女の定義』だから把握よろしく