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古川洋平(クイズ制作/カプリティオ)

『サヨナラの意味』MVを見た自分なりの解釈と感想。 棘人と人間が共存する世界というのは、まだ個々の存在が集まっただけだった結成から数年の乃木坂46そのもので、棘のある人もいれば、それを恐れる人もいた。橋本さんも棘を持っている側の存在だったが、それは「優しい棘」だった。 人間の代表である西野さんが、一太刀入れるのを躊躇い、刀を捨てて棘のある手を握った。 それを見た瞬間、棘人と人間が次々に手を取り合う。そしてようやくこのMVで初となる「乃木坂46としての歌とダンスのシーン」がやってくる。 それは、時を経て一つのグループになった象徴なのではないか。 そしてそこには、微笑みあう飛鳥さんと堀さんの姿が。 一期生の最年少としてアンダーで苦労しセンターまで上り詰めた飛鳥さんと、二期生として突如センターに抜擢されその後アンダーも経験した堀さん。MVでは諍い、交わらなかった2人が、お互いを見て笑いあう。 現実の世界では初めて2人が福神として、シンメトリーの位置に配置された。それぞれに様々なドラマがあった乃木坂46が一つになっていく。 ダンスシーンでは棘人の差し色と赤と、人間の差し色の青が互いを引き立てるように美しく、混ざり合って一つの「紫」をつくりあげていくように見える。 ラストシーン、橋本さんの面影を探す西野さん。しかし彼女はそっと去っていった。 「サヨナラに強くなれ」というメッセージを胸に、残ったメンバーたちは一つになったチームで歩んでいく。 三期生が加入した直後のMV。個がひとつになっていく歴史を表した映像だと考えると、より深く納得ができた。

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古川洋平(クイズ制作/カプリティオ)のトーク
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