見城徹見城徹 誰もがデッドエンドに乗り上げながら、何とか生きようともがいている。僕もそうだ。昨日だって働きながら、食事をしながら絶望的だった。がむしゃらに働いて来て答えはこれなんだと思うと胸が張り裂けそうだった。人間関係は誤解で成り立っている。必死に相手を理解したい。相手にも僕を理解して欲しい。僕は人の善い人たちが好きだ。その人たちのために生きて、働きたい。でなければ、僕はとっくに仕事を辞めて悠々自適に暮らしている。
僕の自己満足だけど、僕の幻冬舎人生を支えてくれた人たちや業者に恩返しをするために、去年の末に大きな決断を実行に移した。それが真っ当な道だと思ったからだ。コロナがなければ、まだこの先考えていることがあった。コロナは僕に僕の人生に踏み絵を突き付ける。僕の幻冬舎の28年は何だったのか?たった6人で不安と恐怖で始めた頃のあの強い連帯を思い出す。遠くまで来てしまった。今、創業以来最大の試練の前で立ち竦んでいる。思い悩むのは僕の業のようなものだが、人の善い献身的な人たちのために僕はまだ戦わねばならない。敢えて言う。僕の人の善さと献身は彼らの胸深くに届くだろうか?
阿部拓歩のトーク
トーク情報阿部拓歩 - 阿部拓歩
阿部拓歩 藤井道人監督のヴィレッジを見た。
今、1番言いたい事は「日本このままでいいのかよ」と言う事。
「ヴィレッジ」において共同体を守る事は何より優先されるべき約束。人が死のうが、マスコミに問題にされようが、首を絞められながら「ゴミ」だと罵られようが関係ない。
全ては村を守るため。
どれだけ腐ってもこの共同体を維持するためなら何だって許されるべきだよね。という権力者の欺瞞を表現した最高の作品でした。
僕は生まれていないけれど、60〜70年代はペンは強かったと想像します。音楽や言葉や思想の力で世界は変えられる。ジョンレノンはそんな夢を見たと思います。が、支配者は勝利した。
もう言葉の力では世界は変わらないのではないか。どんなに素晴らしいことを言ってもアカウントが凍結されたらそれまで。日本だけではなく世界中の資本主義国家がこの問題に、、、、と話を展開したい所だけど、そんな小難しい話は誰も求めていない。
この作品は日本社会の縮図を表現した傑作。皆、暗くて重たい話には向き合いたくないんだろうな、、、、。ラストの全部燃やしてしまいたくなる気持ちに共感できるのは映画だからこそ。
やはり、日本はこのままじゃいけない。