これまでは、たった一人きりで最期の瞬間を迎えることだけは避けたい、大好きで大切な人に看取られたいと強く思ってきた。別れが辛くて泣いてしまうなぁ、有難うってちゃんと言えるかなあ…と想像して哀しみに打ちひしがれたり。
最近ふと思った。誰もそばにいなくてもいいかもしれないと。伝えたいことは、日頃からちゃんと伝えていればいいし、元気なうちに会いたい人に会いたいだけ会っておけばいい。
そう、自分の人生を終えることを、ひとり静かに噛み締めて、覚悟して死を受け入れられるようになりたい。そういう自分になるために日々、精進している。
授かりものの自分の命を最後まで大事にして、自分の人生を全うすることが使命です。
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