ホワイトホワイト2024年07月26日 17:39流されゆく日々 連載11912回 私が本を読む場所 ③ 五木寛之 (昨日のつづき) [き]ょうは幻冬舎の見城徹氏と対談。 ふつう対談というのは、お互いに社交的なエールの交換から始まるものだが、そこは半世紀も前からの間柄とあって、挨拶ぬきの放談となった。 見城さんは圧倒的なコピーの名手である。あまりに有名な 〈顰蹙(ひんしゅく)は金を払ってでも買え〉 にはじまる数々の名文句のなかでも、私の記憶に深く居座ったのは、 〈感想を述(の)べあうことから関係が始まる〉 といった意味の発言だった。 初対面の人間同士がたちまち接触し合うためには何が必要か。 それは相手の仕事、生き方、その他なんでもいいが、とにかく率直な感想を述べることが必須である、と彼はいう。 天気のことを喋るのもいいだろう。最近みた映画についてでもいい。気に入った音楽でも、テレビの番組に関してでも、とにかく自分の意見をいう。いちばん大事なのは、相手の仕事に関して感想を述べることだ。 [そ]れが必ずしも賞賛でなくてもかまわない。反対なら反対、批判なら批判、できれば最近、自分が関心をもった相手の仕事について、率直な感想を述べることができれば、なおいい。 相手が怒って背を向けるなら、それもいいではないか。反論には反論で応じる。 そうやって知らない同士の対人関係が生じるのだ。生きている時間は短い。オベンチャラを言っている時間などないのだ。 これを〈応酬(おうしゅう)〉という。応酬といえば、なんとなく「やり合う」ことを連想するが、〈酬(しゅう)〉は必ずしも否定的な表現ではない。〈相手にそれを差し出すこと〉ではないのか。 評価が分かれて議論の応酬となれば、それは一つの交換の場が成立したことになる。 たがいに率直に相手の仕事や発言について感想を述べあい、共感できなくて論戦になったとしても、それはそれで、一つの関係が成立したことになるのだ。 [見]城氏は、その〈感想をのべる〉ことの名手である。お互いの仕事に関して興味のない相手と話をしても仕方がないことがわかっているからだ。 私は彼の編集者としての見識を、また出版人としての抱負について感想を述べる。彼は彼で私の過去・現在・未来の仕事について率直な感想をのべる。 そのための対談なのだ。そして本日の3時間ちかい対談は、予想以上に充実したものだった。 (この項つづく) ——協力・文芸企画1
ホワイトホワイト2日前東北大震災の時も、『津軽海峡・冬景色』を、レコーディング時の歌唱方法で歌い、能登の震災の今年も『能登半島』を十九歳の本人で歌う。石川さゆりさんの底力、胆力、なにより歌唱技術に震える。昔々、何かのインタビューで美空ひばりさんが「歌は魂ですか?心ですか?」と訊かれて、「技術よ」とバッサリ答えたのを思い出します。桁外れの、「今」の『能登半島』でした。ありがとうございました。( 。・_・。 ) ♪#石川さゆり#能登半島2
ホワイトホワイト1日前ニューイヤー駅伝、GMOインターネットチームが、過去最高順位の四位。素晴らしい成績、おめでとうございます。来年こそは優勝を!( 。・_・。 )」#GMOインターネット#熊谷正寿#ニューイヤー駅伝3