Dr.アフ郎Dr.アフ郎2015年02月20日 12:19経鼻胃管チューブのトラブルとしては、 1 鼻から入れて口腔内でトグロを巻くパターン。 これは頻繁に起こり得るパターンです。従命が入らない人に多く起こります。「ごくって呑み込んでね」という指示が決まってくれると成功率が上がります。 2 気管への誤挿入 これは稀です。気管挿管のときに、手技が習熟していないと、食道挿管になりやすいってことの逆です。チューブを自然に入れていけば、大抵は食道に入ります。気管に入るのは稀です。 これを確認するためにも、腹部より胸部レントゲン撮影の方が優れているのでは?と個人的に思います。 抵抗を感じるのは 10〜20cm入ったくらいで 到達する咽頭後壁です。 そこでゴクンの指示をする、 という一連を 見たことがある人も いるかもしれませんね。
Dr.アフ郎Dr.アフ郎9年前eの選択肢も微妙です。シリンジでの送気は確認に用いるのですが、確認する部位としては心窩部や左季肋部という表現の方が適切かと。何よりeが誤っている理由を挙げるとすれば、反例を一つでも挙げればよいのです。気管挿管の一連で、食道挿管していないかを確認するのが大事でした。その際には心窩部での胃泡音が「無い」ことを確認するんでしたね。このことから言えるのはチューブが食道にあれば胃泡音が聞こえるということなのです。食道にチューブ先端があるということは位置としては不適切ですね。
カイルカイル9年前実際レントゲンをどちらからオーダーするかは迷うと思います。結局現場では胸か腹かよりも「胃管確認目的」というコメントを入れることが大事になります。技師さんが、ちょうどの所で撮ってくれます。